新人事制度 大阪での報告①~③
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仕事の帰りに、久しぶりに銀座に出てみた。すこし遅い時間である。 街は、もうすっかりクリスマスの模様になっている。並木通りなんか、街灯にサンタとかソリのネオンが。まだ11月だぞ。 プランタンの裏のあたりに、見知らぬ白い大きなビルが建った。外壁にMIKIMOTOと大きくあるのは、真珠の御木本かしら。銀座も、しばらく歩かないと、どんどん変わっていく。 [いまむら]の暖簾をくぐった。突き出しの自家製からすみなんかでビールを飲んでいると、焼き方と揚げ方を担当している板前さん(ご店主の長男)が油を熱くしている。店主ご夫婦と息子の三人だけでやっていてカウンター席しか無い店だから、板場が全部みえるのである。「あれ、次はお椀が出る順番じゃなかったかな。もう揚げ物かしら」といぶかっていると(二組いる先客は、すでに食事が終わる頃であった)、芝海老の小さな掻き揚げを作って、それを椀に入れて出汁を張るのだ。ジュワッという音が聴こえ、湯気がたちのぼる。これがすこぶる美味かった。 蕎麦屋には「天ぬき」という一品がある。天ぷら蕎麦から蕎麦を抜いたものと思えばよい。どんぶりに天麩羅を入れ、熱いかけ汁を張る。寒いときなんか、これで燗酒を飲むと旨い。品書きに書いてなくても、混んでいないときなら頼めばたいてい作ってくれる。ちょっと気取って「天吸い」と呼んで品書きに載せている店もある。 この夜[いまむら]で食したお椀は、この「天ぬき」ないし「天吸い」を懐石の板前がいっそう洗練させたもののように思われた。ちょっと贅沢をした。 後は尼鯛を使った蒸し物とかで、すこし飲む。時間が遅かったから、早目に切りあげた。ボーナスが出たら、そのうち、ゆっくりと・・・。
by suiryutei
| 2005-11-26 17:34
| 酒・蕎麦・食関係
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Comments(2)
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