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昨夜はBSで放送されたNHKの正月時代劇『新撰組!!』を視た。三日の夜にNHK総合で放送されたものの再放送。三日は酔流亭は泊まり勤務で視られなかった。 一昨年一年間、大河ドラマとして放送されたものの後日譚というか特別編である。大河のほうは近藤勇が官軍に捕らえられて、流山で処刑されるところで終わるが、特別編は盟友の土方歳三が函館で戦死する最後の1日を描く。 旧幕府軍(あるいは蝦夷共和国軍と呼ぶべきか)総裁・榎本武揚のキャラクターなんか面白かったけれど、最後のほうはちょっとバタバタした感じだった。土方は少数の精鋭を率いて官軍の本陣を長駆急襲しようとするのだが、官軍に機先を制されて失敗、狙撃されて死ぬ。このクライマックスが、大阪冬ノ陣における真田幸村の家康本陣急襲と、衣川での武蔵坊弁慶仁王立ちの最期とがミックスされたようで、脚本・三谷幸喜が歴史ドラマが好きなのはよくわかったけれど、ちょっと盛り込み過ぎではなかったろうか。 こんなことも思い出した。大河ドラマが始まった頃、新撰組は反革命のテロ集団なのに、それを主人公にするとはけしからんと怒る人がいたのだ。 明治維新前夜に新撰組が果たした役割はたしかに反動的だったし、NHKニュースはイラク戦争でホワイトハウスが流すウソ八百の拡声器になっていたから、反感を持ったのはわかる。しかし、反動的な対象を描けば、そのドラマも反動だと決めつけるのは、ちょっと短絡的ではないかと思った。『イワン雷帝』を撮ったからとて、エイゼンシュタインがただちに独裁者を礼賛したことにはならないだろう。問題は何を対象にしたかではなくて、その対象をどう描くかである。 不満も色々あったけれど、『新撰組!』は近年のNHK大河ドラマの中では出色だったのではないか。 むしろ、そんなことで怒る人は自分が政権についたとき、どんな文化政策を執るのだろうと酔流亭なんかは心配してしまう。革命党派を礼賛する作品しか許さなくなるのではないかしら。 今夜から新しく始まる大河ドラマは、また信長とか秀吉が出てくるらしい。どう描かれるかはこれからのお楽しみだが、支配者の視点からの立身出世物語になるとしたら、嫌だな。
by suiryutei
| 2006-01-08 21:12
| 映画・TV
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Comments(2)
あけましておめでとうございます。
「新撰組!」大好きだったんですけど、 今回は見ることができませんでした。残念! 大河ドラマが何より好きな主人の父が、 新撰組!はイマイチだったと言っていました。 私は始まるずっと前からすごく楽しみにして、 放送も1度も欠かさず見ました。 三谷さんがとても好きなので! どうも父は知っている俳優が誰も出ていない!という 私から見たらまったく理解不能な理由でつまらなかったらしい。 「功名が辻」第1回目見ました。 子役の子が女王の教室に出ていた子で、 なかなか上手かったのではないでしょうか? 来週も見てしまいそうです・・・。
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suiryutei at 2006-01-11 09:27
園長さん、あけましておめでとうございます。コメントありがとうございます。長野、いよいよ寒そうですね。
三谷幸喜という人は才能のある人ですね。でも、我々の親の世代だと、あの配役にはたしかに抵抗があったかも知れません(あ、勝手に我々なんて括ってしまって失礼しました。私よりお若いと思いますが)。 「功名が辻」は初回は視られなかったのですが、次回から視てみようかな。 今年もよろしくおねがいします。
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