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このあいだの金曜日。朝、出勤前に新聞のTV欄に目を通したら、夜8時から時代劇『鬼平犯科帳』のスペシャル(2時間)版を放送するとある。 中村吉衛門主演の『鬼平』は10数年前から何度かシリーズとして放送されたが、最近では何年かに一度、スペシャル版が作られているらしい。その日の酔流亭は、勤務を終えて直帰すれば8時に間に合う。久しぶりに視てみようか、という気になった。池波正太郎原作の時代劇には、江戸市中の酒亭で人々が酒を酌む場面がよく登場する。それが味があって好きだ。 ところが、昼間、妻から電話が入った。夢八さんから蕎麦屋酒のお誘いがあったという。 人が酒を飲んでいる場面をTVで視るより、自分自身が飲んだほうがいいに決まっている。「では、今夜は蕎麦屋で一杯だ」と、すぐ話が決まった。 指定された店は銀座のはずれのほうにあった。店内に入って驚いた。池波正太郎の小説に時代を超えてそのまま登場しそうな店なのだ。小さいが清潔な店内。白一色の徳利と酒盃。趣味のよい皿。 酔流亭は開口一番「蕎麦屋らしからぬ・・」という言葉が出た。むしろ、旬の魚介をパッと料理して食わせる店のような雰囲気を感じたのだ。しかし夢八さんがすぐ「昔の蕎麦屋って、こうだったんじゃないかな」。 たしかにそうだ。肴はかまぼこ・焼海苔・玉子焼き(絶品!)・蕎麦豆腐。それに鴨焼きや掻き揚げ、蕎麦寿司もある(つまりみんな食べてみました。肴一品の値段がすごく安い)。燗の菊正宗を酌み交わすと、まさに極上の蕎麦屋酒である。 ここで店名を明かしたいところだが、お店の人はインターネットに載るのを嫌うようだ。まことによい隠れ家ができたという気がする。
by suiryutei
| 2006-02-20 06:46
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Comments(2)
その日は、鬼平でしたか。
僕は、池波の小説は、大好きなんだけど、特に好きなのは、 江戸料理が出てくる場面や、当時の酒を酌み交わす場面ですね。 そこだけの何行に、多分膨大な資料を費やして書いてあるんでしょうけど 、もちろん時代考証の確かさは、池波のすごいところなんですが。 あの蕎麦屋の板戸や、、壁のつくり、埋め込み柱、竹の飾り柱。 職人達が、きっと胸をわくわくして、作ったんでしょう。 一生に一度できるか出来ないかの、仕事でしょうね。 匠たちの繊細な技が、客を試してますね、あの店。 少し、勝手に思い込みすぎた感想かもしれませんが・・。 亭主の、態度もいいです。 いや、いい店です。
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suiryutei at 2006-02-21 20:35
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