新人事制度 大阪での報告①~③
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今朝は午前4時半過ぎに目が覚めてしまった。寝床の近くにある小さなテレビに手をのばす。トリノ五輪女子フィギュアの実況を夜通しやっていることは知っていた。 13番目の選手が演技しているところであり、このあと少し中断してから二人目に安藤美姫選手が登場するとアナウンサーが話している。これでは、もう眠ることはできない。 その安藤選手はちょっとかわいそうであった。最初に挑んだ4回転ジャンプで転び、後半は大きく崩れてしまった。その演技を見てから、いったんテレビを消して、また寝た。 つぎに目を覚ましたのは6時25分頃か。テレビの画面ではブルーの衣装をまとった選手がクルクル回転している。荒川静香選手の演技がもう終わろうとしていた。もうちょっと早くテレビをつければよかったな。滑り終わった後の彼女の表情から、会心の演技であったことが知れた。 そのつぎ滑った村主章枝選手も素晴らしかった。 さて最後にロシアのスルツカヤ選手を残す時点で、荒川選手が1位、村主選手が3位であった。荒川選手が金メダルを獲れるか、村主選手がメダルに手が届くかは、スルツカヤ選手の出来にかかることになった。 このスルツカヤさん、きれいな人ですね。酔流亭はちょっと魅かれた。とくに滑り終わった後がよかった。ジャンプで転んでしまったから、荒川選手に勝てないということは本人はわかっている。演技を終えて「ああ、負けた」という顔で一瞬うつむき、しかしそのあと表情をぱっと切り替えて笑顔で観衆の声援に手を振ったのだ。 オリンピックは、いやオリンピックに限らずスポーツは、いやスポーツにとどまらずあらゆる物事においては、負けたときの身の処し方に味わい深いものがあるように思われる(その点、今回のメール疑惑での民主党のあの負け方はなっていないですね)。 負けたといえば、酔流亭は安藤美姫選手のファンである。前にも日記に書いたことがあるが、もう17~8年前(つまりミキティが生まれた頃だ)、神田の蕎麦屋[まつや]にアケミちゃんという可愛い花番さんがいた。まだ高校生で、昼は学校に通って、夜だけ店でバイトしていた。そのアケミちゃんに安藤選手がちょっと似ているのである。 それで彼女のことはつい贔屓目で見てしまうのだけれど、荒川選手や村主選手が今日、素晴らしい演技ができたのは安藤選手がいたからだと思う。荒川選手など、一昨年の世界選手権で優勝しているのだから、「五輪でも金を」という期待と注目を本来なら一身に背負うことになっていたはずだ。アイドル的キャラクターの安藤選手がプレッシャーのかなりの分を代りに引き受けてくれた面があったのではないだろうか。優勝したのは、もちろん荒川選手本人の実力だが。
by suiryutei
| 2006-02-24 09:51
| スポーツ
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Comments(3)
酔流亭さん、いつもコメントを書いてくださりありがとうございます。
今日は初トラックバックをさせてもらおうと思ったのですが、ちゃんと出来るかどうか・・・やってみますね。
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Commented
by
miyu
at 2006-02-24 21:33
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トラックバックにチャレンジしてみたけれど、出来ませんでした。
どうやったらいいのかな。
Commented
by
suiryutei at 2006-02-25 16:30
miyuさん、こんにちは。
トラックバック、私もやり方がわからなくて。同じ「エキサイトブログ」だったらよかったんだけれど・・・。 荒川選手は静香(しずか)という名もよいですね。若山牧水に、白玉の歯にしみとほる秋の夜の酒はしづかに飲むべかりけり という歌があるじゃないですか。
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