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一昨日は仕事から帰宅したのが午後9時20分ころ。ビールを一口飲んでから新聞のTV番組欄を眺めたら、ボクシングの中継をやっている。そこにチャンネルを合わせた。 世界フライ級4位の亀田興毅選手。まだ19歳だという。相手はメキシコのボウチャンという選手で、世界ランク13位とのこと。 さて試合は亀田選手がいくらか押し気味に中盤まで進んだ。しかしボウチャン選手もジャブをかなり当てている。亀田はジャブは一切打たない。 相手の動きに対して、亀田が妙にイラついたような態度をとることが何度かあった。得意の打ち合いになかなか持ち込めないことを怒っているらしい。だが、ボウチャンがアンフェアなファイトをしたわけではない。相手のペースに引き込まれないように駆け引きするのは格闘技として当然のことだろう。自分の思い通りにいかないからといって、ああいう態度をとるのはどうかなあ、と思いながら観ていると、何ラウンドだったかしら、亀田の強烈なボディブローがヒットしてボウチャンはリングに崩れ落ち、もう立てなかった。KOである。 そのあと、亀田のトレーナーらしき男がリングに上がって、ボウチャン側のトレーナーと何か激しく言い合っている(ヤクザみたいなガラの悪い男だなと思ったが、あれは亀田の父親だったらしい)。KOで決着がついた試合というのは、そのKOシーンの録画が普通は繰り返し映されるものだが、それもあまり無い。じつは酔流亭も、あのパンチはちょっとローブローくさいなあ、という気がしたんだ。 で、昨日、職場に行くと、休憩室にスポーツ新聞がいくつか持ち込まれていた。どれも一面トップで前夜の試合を報じている。大写しされた写真を見るかぎりでは、あのパンチはやはりローブローではないだろうか。酔流亭は素人だし、写真は角度によっては実際とはズレて見える場合があるから、断言はできないが。 しかし、亀田選手本人はこう言っているという。 「ローブローかも知れんが、カウントされたんなら立たなければイカンのや」 パンチを放った本人が反則であったことを承知しているようでもある。そして似たようなことを最近聞いた気がする。 「反則でもレフェリーが見逃したんだからかまわない」・・・「悪いことしても、法律にひっかからなければかまわない」。 もちろん、亀田選手がワザと相手のベルトより下を狙ったわけではないだろう。たまたまパンチが低く入ってしまったのだ。悪いのは見逃したレフェリーである。 それからスポーツ新聞の報道。 どうやらローブローと思われる写真はデカデカ掲載しているのに、レフェリングのミスをはっきり批判した記事は、酔流亭が眺めたところでは一つも無い。ただ敗者の“言い分”として、ボウチャン選手側はローブローだと抗議していると小さく伝えるだけ。 目の前で不正が行われてもチェックできず、勢いに流されていくだけというのは、たとえばイラク戦争のときの多くのマスメディアの態度であった。スポーツの世界にも世相が反映するのだろう。 強ければ何でも許される。メディアも提灯記事を流すだけ。こうして亀田興毅選手は「弱肉強食社会」を象徴するヒーローになっていくのであるか。
by suiryutei
| 2006-03-10 17:39
| スポーツ
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Comments(9)
スポーツ一つにしても、反則を見逃すことが、取り返しのつかないことなる。。。同感です。
相撲の勝負判定は第一段階が行司、それに5人の審判の「異議あり」と控えの力士の「物言い」で、5人の審判がビデオを画像を含めて協議、審判長が決定し、結果を説明する。 スポーツの判定では、一番合理的で公平だと思っています。 政治も含めて、相撲のような審判基準があれば、分かりやすいですね。
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suiryutei at 2006-03-10 23:16
花筏さん、こんばんは。
そういえば相撲の判定はそうですね。あの世界はものすごく前近代的なようでいて、そういうところはなかなか合理的なんだな。というか、古い世界のものの中には、なくしたほうがいいつまらないものも沢山あると同時に、長い年月で培われてきた知恵もあるということでしょうか。
今日の朝番組で、ビデオ見ました。朝出かけたので、今書いているのですが、
やはり、あれは、完全なローブローです。確かに、他のヒットしている 場面は、スローで流しましたが、あのローブローは流していません。 テレビ局の、日和見主義はいつの時代にも全く反省がないですね。 わかっていて流さないのでしょう。 彼らの取り巻き含めて、傲慢すぎますね。 スポーツとはもういえないですね、あの態度は。 スキー競技でも、ラップが得意な女子選手が優勝候補と マスコミがはやして、惨敗したように、 冷静な判断基準をすぐにはずしてしまいますね。 彼が仮にチャンピオンになっても、 ボクシングにいい影響を及ぼさない気がする。 勝てばいい、儲ければいい、結果がよければいい、 どうもそれは違う気がする。
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suiryutei at 2006-03-12 17:43
夢八さん、こんばんは。
あの親子のあいう態度は私もちょっと・・・。しかし、あれをカッコイイともてはやす人が増えているのが今の風潮なんでしょうね。勇ましくコブシを振り上げてみせるだけの政治家に「国民的人気」とやらが集まるらしいのと同じ流れを感じます。 「勝てばいい、儲ければいい、結果がよければいい、どうもそれは違う気がする」。まったく同感です。
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sabazamurai at 2006-03-14 02:56
そば侍は格闘技をかじっているので、というかマニアなので断言します。
あれはローブローです。思いっきり(笑)。あんなんくらったらいくらファウルカップしてても立てませんて。「立たなあかん」って言ってる亀田だって 絶対たてませんよ。男なら絶対ですね。 そもそも侍はあの試合自体が胡散臭いがぷんぷんしますね。相手のボクサーもたいして強くないですしローブローの抗議もあんましなかったみたいですし確実にかませ犬ですよね。
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sabazamurai at 2006-03-14 02:56
あーーこれお金が動いてんなーーって。もうボクシング協会は今ボクシング再興に必死ですからね。あの手この手で亀田ファミリーを使って盛り上げようとしてる。あんなんほんまにボクシング知ってる人間からしたら子供騙しですからね。協会が勝たせようと弱い相手としかやらせてないだけです。ゴールデンじゃしょうがないか。侍は個人的にはあのキャラは嫌いじゃないんですが礼儀はわきまえなあかんなと思います。たぶんいろーーーーんなチカラが作用して彼はチャンピオンになるでしょう。さんざんもてはやされて後は墜落のお決まりのパターンになるなかならないかはこれからの彼、彼の出会う人間、マスコミしだいでしょう。まあ一変負ければ解るでしょうに。侍がそうでしたから(笑)
今の日本の悪いとこ丸出しですよね。日本人って特に自分で本当にいいものを判断できないですからね。みんながそうなら私もみたいな。残念です。 ながながとなってしまいましたが蕎麦つながりでよろしくお願いします。 蕎麦侍です。
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suiryutei at 2006-03-14 09:07
蕎麦侍さん、はじめまして。強そうなハンドルネームですね。コメントありがとうございます。
アナウンサーはさかんに「世界ランカー」と強調していましたが、以前は世界ランク10位以内の選手のことをそう呼んでいたと思います。彼はたしか13位。それで「世界タイトル戦に近い相手だ」とか言うのは大げさ。これも「粉飾」ですね。 それにしても、あんな試合を国外でやればブーイングの嵐。反則負けにされるでしょう。まわりがみんな自分の応援団だからできたこと。日本人の歴史認識と同じで、とても外では通用しない。
チラッとビデオで見ただけなので、はっきりとは言えませんが、
「ずいぶんえげつないなあ」 という気はしました。 ガードしながら上体を折り曲げる相手のボディを無理やり打とうとしたら、 自然に、低いところに行っちゃいますが、 「それをやっちゃあ、おしまいでしょ!」 ということですね。 「もっと、打つとこあるでしょ」 と。 亀田選手は、タレント性があるので、 ボクシング業界総出でスターに仕上げたいんでしょう。 彼のキャラは、それほど嫌いではなかったんですが、 最近は、ちょっと 「ツケアガリ」 すぎかもしれませんね。 無反省に、御輿に乗りすぎです。 きちんとしたことを教える大人がいないと、 引退してからがきついんじゃないかなあ。 人生は、引退してからの方が (多分) 長いんですから。
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suiryutei at 2006-03-14 12:54
takさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
ホント、父親はじめ周りの大人が悪い。辰吉丈一郎の二の舞になりそう・・・。
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