|
新人事制度 大阪での報告①~③
記事ランキング
最新の記事
タグ
労働(124)
最新のコメント
カテゴリ
最新のトラックバック
以前の記事
2026年 04月 2026年 03月 2026年 02月 2026年 01月 2025年 12月 2025年 11月 2025年 10月 2025年 09月 2025年 08月 2025年 07月 more... ブログジャンル
画像一覧
検索
|
消費者金融の金利引き下げを巡って、10日ほど前の某新聞に、某大学の某教授が、引き下げに反対する意見を述べていた。 「上限金利が引き下げられると、貸し倒れリスクの高い顧客が、金利に見合った信用が無いとして、市場から排除される可能性がある。・・・上限金利が現在の29.2%から仮に23%になった場合、顧客の46%が借りられなくなる・・」。 この教授の言によれば、消費者金融(つまりサラ金)の顧客の半数近く(46%)は、「貸し倒れリスクが高い」と分類されるわけである。まあ、だからこそ他から借りられなくて高利のサラ金に手を出してしまうのだろうが、そういう人たちは3割近い(29.2%)高利で金を借りて、それをちゃんと返せるのであろうか。結局、高い金利を払い続けた挙句、元本を返しきれずに窮迫していく人が多いのではないか。そうして破産したとしても、金利という形で元本の何倍もの額をすでに回収しているだろうから、サラ金会社は困りはしない。 その教授は、こうも言う。 「・・・ノンバンクが個人に融資し、クルマを買ったり旅行したりすることで、消費が増えてGDP(国内総生産)は伸びる。・・・上限金利が23%に下がると、GDP成長率は0.36%低下する」。 コンピューターでシュミレーションするとそういう結果が出たそうだが、クルマの購入や旅行をする費用を捻出するのに3割近い金利のサラ金に頼るというのは、まともな消費生活だろうか。 サラ金にまつわる悲劇はよく目にする。返済追いたてを受けて疲れ果て、自殺した人も知っている。ところが、この教授のように成長率がどうのという数字ばかり並べていたのでは、そういう生身の人間の生活はちっとも見えてこない。 じつは酔流亭はその教授を個人的に知らないわけではない。高校の同級生だった。親しくはなかったし、卒業してから一度も会っていないが、中学のときから株を買っていたような男だったので印象には残っている。村上ファンドの村上世彰氏は子供の頃から株をやっていたという話を聞いたとき、「そういえばオレの近くにも、似たような男がいたな」と彼のことを久しぶりに思い出したものだ。 村上ファンドに対しては、「ほとんど人間のにおいがしない」という批判が世上なされている。しかし、このファンドに限らず、最近の経済学者の議論には「人間のにおいがしない」ものがいかに多いことか。市場主義を徹底させ、競争原理が貫徹しさえすれば全てうまくいくかのような説を唱える人がいるけれども、その競争原理が貫かれる過程で、どれだけの人間が泣くことになるかには無頓着だ。彼らからみれば「まだまだ厳しさが足りない」日本社会での年間自殺者数3万数千人は、先進国では頭抜けて高い数字なのに。 金融も株も、たしかに経済をまわしていく上で必要なものではあろう。だが、生身の人間を置き去りにして数値ばかりが闊歩する議論は、なんとも寒々しい。
by suiryutei
| 2006-06-24 10:14
| ニュース・評論
|
Comments(11)
現在の資本主義がある種の限界を超えてしまって、むりやりに欲望をかきたて需要を創造していることが根っこにあるのでしょう。その意味ではかの教授の言うことはあたっているのかもしれません。困ったことに。
0
正常な金利と言う、議論も変だが、個人限界18%。
会社組織は、12%でなかろうか。 それ以上は、破綻の道でしょう。 互いに助け合って、または、大目ににみてやる、そんな社会の基準を 取り戻さないと、おかしくなってしまうと思う。 消費原理の考え方も、 本当にただしいのかどうかの議論も、もっと国家としてやらないと いけないでしょうね。
佐平次さん、こんばんは。昨夜は例によって酔いつぶれ、今日は早朝出勤だったのでレスが遅くなりました。
売りに売り、買わせられるだけ買わせているのでしょうね。 “数字のリアリズム”とでも言うべきものがあるようで、某教授の分析はたしかに当たってもいるのでしょう。しかし、今朝の新聞の書評欄からさっそく受け売りすれば、必要なのは「冷静な頭脳と温かい心情」(ケインズを生んだケンブリッジ学派の始祖・マーシャルの言葉)。 最近のことに若い学者の口調からは、その「温かさ」が感じられないように思うのです。もっとも、現実に心情を対置するだけでも道は開けない。悩ましいところではあるのですが・・・。
夢八さん、こんばんは。
借金も無いかわり、貯金もいくらも無い我が酔流亭家。「宵越しのゼニは持たねえや」とばかり、蕎麦屋・居酒屋その他で連夜の散財。 酒税だけのことで言えば“高額納税者”だ!?・・・いくらかヤケ気味。
エンゲル係数も高い!
佐平次さん、はい、異常に高いです。
データデータだらけですね。数字だけで割り切れないだろうと思うことは多々あります。景気が良くなっていると数字で示されても実感が伴わないと意味がないんじゃないかって思います。いくつかの銀行は国に借金返しても黒字に転じたなどと新聞に書いてありましたが、預けている側にはなんでもかんでも手数料を要求するわけですし、全然実感できません。明確なデータなどよりも感覚や実感が欲しいです。人間くさいものが。
昨日、夏のボーナスの明細をいただいたのですが、ここ数年、ガクガクガクッと減ってきております。ところが帰りの電車の中に落ちていた日経新聞には「景気は上向き」というデータと「格差は問題にならない」という学者のインタビュー記事。事実、いいところはいいらしい。どこに光を当てるかで全然ちがってくるようです。
多重債務者からサラ金は高利を取り立て、そのサラ金に融資している銀行がまたその利益を吸い取っているみたいですね。それで銀行は黒字に転じたんだから経済は良くなったんだと言われてもねえ・・・。
高利貸しならぬ高利儲けする銀行のオヤビンもいるし。ま、一杯やるしかないね。
佐平次さん、こんにちは。
あのオヤビンも、こうなっては退場したほうがいいですね。はい、一杯やります。
消費者金融情報を掲載しております。
|
ファン申請 |
||