新人事制度 大阪での報告①~③
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月曜の朝はやく旅に出たのだが、出発前、家でコーヒーを飲みながら朝刊の一面だけ眺めていると、前日あった滋賀知事選挙で無所属新人(社民党推薦)の嘉田由紀子さんが当選したと報じられている。相手の現職は自民・公明・民主の相乗りであった。これは快挙だ。 もう家を出なければいけない時間が迫っていたけれど、sakuraasakoさんのブログ『カマトト日記』を開いてみる。やはり、この選挙のことを書いてあった。前夜、開票結果が判明してすぐ書かれたものらしい。「うれしい!」「すごい!」とある。asakoさんは、環境社会学者である嘉田さんの著書を読んで琵琶湖周辺を旅されたこともあるそうだ。 それで酔流亭も大急ぎで「ビックリ」「うれしい」とコメントを入れて、慌てて旅立った。 旅の一泊目である坂巻温泉は上高地近くの一軒宿で、TVの地上波は届かないし、もちろん新聞も無い(しかし談話室にパソコンが置いてあったので、このブログを開いて、その日にコメントを入れてくださった風屋さんとがじゅたんへのレスだけした)。二泊目の飛騨古川の[蕪水亭]では美酒美肴を前に浮世離れしていた。 今朝、我が家で、溜まっている三日分の新聞に、さてこれから目を通そうというところである。 まず、滋賀県知事選関係の記事を捜す。滋賀県といえば、地面より湖のほうが広いような土地という認識くらいしか酔流亭には無い。そして一昨日の『朝日』社説によれば、「嘉田氏の勝因は、琵琶湖を抜きには語れない」そうだ。 「この湖を愛して関東から移り住んだ。81年には県職員となり、20年以上、琵琶湖博物館などで『水と人々の暮らし』をテーマに研究を続けてきた。・・・県内各地の古老を訪ね歩いては、過去の洪水の聞き取りを続けた。子育てのかたわら足を使った研究を地道に続けてきたことに、好感を持った有権者も多かった」(7/4朝日『社説』)。 『社説』は続けて、このような嘉田さんを推さずに、なぜ自民党と相乗りしたかと民主党への疑問を投げかけている。酔流亭も同感だが、もっと首をかしげたくなるのは共産党の対応だ。独自候補を立てている。なぜ社民党と協力して嘉田さんを推せなかったのか。 嘉田さんが勝ったからいいようなものの、もし僅差で負けていれば、今の政治の流れに対する貴重な批判票がむなしく霧散するところであった。 自公民三党相乗りの現職の前では勝ち目無しとして、知事選は勝負よりも自党の政策を訴える場と早々と割り切ってしまったのだろうか。 厄介なのは、現在の我が国では、社民党は共産党よりずっと小さな勢力だということである。これは酔流亭が社民党を贔屓して言うのではない。社共の協力は、社民のほうが大きい場合のほうがうまくいきやすいからである。その理由はいくつもあるけれど、手っ取り早いことで言えば、共産党が前面には出ないほうが浮動票を獲得しやすいということがある。 戦争や改憲に反対する運動にしても、共産党はむしろ黒子役に徹して、それ以外の人々(もちろん社民党も含まれる)に活躍する場を提供するくらいの気持ちでいたほうがいい。 ところが、たとえば社共の関係では社民のほうが小さい・弱いという状況では、相手を立てるという気持ちが共産党のほうで働きにくい。それでも、大局を見通してそれをやるのが「前衛」をもって任じる人の意識性だと思うのであるが。 共産党の人には面白くないかもしれないが、酔流亭としては社民にも共産にも、どっちももっと大きくなってほしいと願っているのである。そして、そうなるためには共産党がより自制的でなければならぬと考えるのだ。
by suiryutei
| 2006-07-06 11:02
| ニュース・評論
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Comments(6)
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うれしい記事でした。ニュースも、酔流亭さんの意見も。
私は諸処の事情から社民党に近いところにいるのですが、 (支持する・・・とはちょっとニュアンスが違います) これまでは苦言ばかり呈していたものの やはり客観的に見ると社民の主張が私にはしっくり来ます。 共産党に関しては、色目で見ているつもりはないのですが、 ちょっと引っ掛かる出来事を経験しているために もうひとつ心から支持できないのです。 以前ごく親しい知人が市議会議員選挙に共産党公認で当選した時、 事務所に詰めていた私を含む支持者が 「やったー、やっぱりMさんの人柄が評価されたー」と喜んでいると 党の担当者が「違う。これは共産党への支持票だ」と言い放ちました。 この言葉は初当選に喜ぶMさんの支持者達を黙らせるのに充分でした。 それ以来、私は心ならずもMさんに投票していません。 かつて戦後の歴史の中で、共産党の六全協のことを知り、 それから共産党とは距離をおいてしまっていました。 Mさんに関する出来事で、ますます・・・というところです。 民主党?・・・あそこは自民党の1派閥だとおもってますので(笑) 横路さんにはもう少し頑張って欲しいですねぇ。 政治は微妙なテーマですので、自分ではあまり取り上げていませんでした。 思いっきり主観的なコメントですみません・・・。
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酔流亭さん
おかえりなさい。 嘉田さんは四国吉野川の環境問題を考える上でも貴重な存在でした。 ですから、四国にもたくさんファンがいるんですよ。 小さなからだにいつもエネルギーを満杯蓄えていて、それに加えて太っ腹。 議会や県庁内部となんとか折り合いをつけながら、是非公約を実現して欲しいものです。
環境重視の知事誕生は目出度いことです。相乗りはやはりよろしくありません。民主党タマ不足なんでしょうか。嘉田さんはいろいろな政党に推薦を要請し社民党のみが受けたということですが、各政党今後の戦略練り直しに追われていることでしょう。滋賀は愛知県からも近く拡大名古屋圏に入るので環境重視が拡大していくとよいと思います。愛知万博の好影響もあるのでしょうか。
風屋さん、おはようございます。
いや、コメントはおおいに「主観的」なものをお寄せください。大歓迎です。 論争はおおいにやった上で、肝心なところでは一緒にやるというふうになればいいのでしょうが、なかなかそうならない。批判=攻撃みたいにとられるところがあります。それで私なども政党が絡むことは言いにくいのですが・・・。 でも、今回の嘉田さんの勝利が、各政党にもいい方向でのショックを与えてくれるといいですね。
sakuraasakoさん、おはようございます。
新聞報道によれば、嘉田さんは選挙の闘いっぷりも鮮やかなものだったようですね。飛騨の宿屋で、じつに美味い鮎の塩焼きを食べたのですが、この夏は鮎にかぶりつく度に琵琶湖のこと嘉田さんのことが頭に浮かびそう。
星の王子様さん、おはようございます。
滋賀というと、京都の隣りというイメージが強いですが、そうですね、名古屋にも近い。 民主党はタマがいないというより、そもそも政党としての姿勢がおかしいかと。
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