新人事制度 大阪での報告①~③
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泊まり勤務を終えて昼前に帰宅。昼食は宮崎の蕎麦屋[哲心]さん手作りの饂飩である。 それから、午後二時過ぎから眠り、五時半ころ目を覚ました。寝室のテレビを点けると、NHK総合の『ゆうどきネット』という番組が日雇い派遣労働に従事する若者たちのことを取り上げている。 34歳の男性は携帯電話のメール一本であちこちの労働現場に派遣される。取材を受けていたときのケースは、夜7時から翌朝4時半までの倉庫での仕事。収入は一度の勤務が一万円で、そんな泊まり勤務が一週間続くこともあるという。ささいなミスでも「明日から来るな」と言われる。それでも仕事があるときはいいほうで、年末は携帯の呼び出しも少なく、金が無くて郷里の青森に帰ることができなかった。 派遣会社グループの子会社の26歳の正社員は、そんな現状を見かねて、労働組合を作って会社に待遇改善の話し合いを求めたところ、要望書を提出した10日後にその子会社は解散、本人は解雇された(その社員はグループ本社との話し合いを経て、別の子会社に再雇用されたようだが)。 どうも、ひどい話ばかりのようである。このNHKの『ゆうどきネット』という番組は、首都圏の町並み散歩とか、そういうホンワカした情報番組であって、あまり社会ネタを流すことはない。今日も、番組の前半は世田谷の豪徳寺周辺の商店街をレポーターが紹介するというものであった。こういう番組でも取り上げざるをえないほど、派遣労働の現状は深刻だということだろう。酔流亭も大晦日から三が日はずっと泊まり勤務で、この日記でも愚痴をこぼしてきたけれど、派遣の若者たちの厳しさは酔流亭の比ではないようだ。 同時に、前述の26歳の若者のように、状況を変えようと立ち上がる動きも出ている。彼らはインターネットで連絡を取り合い、闘い始めている。ワンコール派遣のように、労働者をメール一本であちこちに送り込む「現代の手配師」みたいな役を果たしているのも、逆に闘いの武器ともなるのも、インターネットである。道具は使いようだ。
by suiryutei
| 2007-01-04 18:41
| ニュース・評論
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Comments(7)
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私もNHKで介護現場に働く若者の実態報道を見ました。徹夜明けで帰ってワンルームマンションで缶ビールを飲むかお弁当を食うか悩んだ挙句ビールを飲む。月収が20万とかもっと低かったかも。
経団連会長企業のキャノンを始め大企業の多くが派遣(違法すれすれの)社員に頼っている”美しい国”! 絶対におかしいと思います。
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酔流亭さん、おはさま~!!今年もよろしゅうに~!!
昨年と今年にかけてのお仕事さお疲れさま。 きっと神様もそんな酔流亭さんに良かお年をくれるのね!! ママさんも今日から出勤、行きたくない~ずっと言っとった。 がじゅも気合い入れて今年も家事せっせこ頑張るさ~!! お忙しい中の合間に、今年はご一緒お蕎麦できるといいな★ ![]() ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
佐平次さん、こんにちは。
NHKはこの問題は割りとキチンと取り上げて報道しているようですね。政治の圧力は強まっているのでしょうが、現場には良心的な仕事をしようとする人たちがまだいるんでしょう。 「美しい国」とむなしく連発しているあの人は、足元のこうした実態をどれだけわかっているのか。
がじゅたん、こんにちは。
うん、今年もきっと良い年になると思います。がじゅたんにとっても、必ず良い年になるよ。 これから寒さが本格化するから、家事をしていても指のアカギレとか辛いと思うけれど、春はすぐ近くまで来ているさ!
YUKI-archさん、こんばんは。
たしかに「奴隷制度」と言いたくなります。社会の根幹がゆらいできているようです。
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