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■2004/10/16 (土) 10:06:53 ニュースふたつ 一昨日の朝刊に小さく載った記事を見て驚いた。「南京虐殺描き抗議受け休載」とある。『週刊ヤングジャンプ』連載の『国が燃える』(本宮ひろ志・作)のことである。 旧日本軍が南京で市民を虐殺する様子をこの漫画が描いたことに対して「真偽不明の写真を使っている」などの抗議が地方議員のグループや読者から寄せられ、今月28日発売号からしばらく休載することになったという。 この漫画のことは酔流亭は先月26日の日記で触れている。そのとき「右翼からの抗議や脅迫がおそらくあるだろうが作者や編集部は頑張ってほしい」と書いた。その危惧が的中した。 南京虐殺事件に触れられると保守派や右翼は異常に騒ぎ出す。「戦前の日本はけっして悪くない」と宣伝したがっている人たちにとっては、あれはなんとしてももみ消したいのである。だからトラブルは当然予想されたはずだが、作者たちは踏ん張りきれなかったのだろうか。詳しい経緯を知りたいところだ。 もうひとつは良いニュース。水俣病の国・県の責任が最高裁で確定した。今朝の朝刊の一面に大きく報じられている。 チッソの工場から排水が流れ込んで海が汚れ、その海で獲れた魚を食べた人に奇病が多発した。どう考えてもチッソに原因があるのは明らかなのに、それをなかなか認めない。やっと認めても、つぎは認定のハードルを高くして患者を放置する。そういうことが長年続けられてきた。 被害者はたくさんいる。証拠も山ほどある。それでも「大げさに言っている」「真偽不明」と言い続けたところは南京虐殺事件に対する態度と似たところがある。政府は謝罪はしても未認定患者の救済策には消極的らしく、最高裁判決後に環境省を訪れた原告団に、小池環境相は頭だけ下げて逃げていったそうだが、そんな態度は通らないだろう。
by suiryutei
| 2004-10-16 21:55
| ニュース・評論
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