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■2004/09/30 (木) 10:46:48 昨日の夕刊から イラクで拉致されていた2人のイタリア人女性が一昨日、無事開放されたとのことである。2人は人道団体『バクダッドへの架け橋』の職員で、このボランティア組織はイラクの子供達のために活動してきたということだから、もし殺害でもされていたら(殺害情報が流れたこともあった)、なんともやりきれないことになるところだった。まずはよかった。 考えさせられるのは、この事件についてのイタリア国内の対応と、この春起きた日本人人質事件のときの日本国内の反応との落差である。 昨日の夕刊によれば、ローマに到着した2人にローマ法王庁は「法王は大きな喜びを持ってニュースを聞いた」との談話を発表。古代遺跡コロッセオ(円形競技場)がライトアップされるなど、国中が喜びに沸いた。朝日新聞には、ローマ空港に到着した笑顔の2人を、やはり満面の笑みで出迎えるベルルスコーニ首相の写真が掲載されている。 あのときの小泉首相との、なんという違いだろう。保守反動という点では、ベルルスコーニは小泉以上に右なのであるが。 かたやラテン系社会、かたや儒教社会(日本に根づいた儒教は本場と比べるとだいぶルーズらしいが、一応はやはり儒教社会だろう)という違いもあるのかもしれない。しかし、日本よりはるかに徹底した儒教社会である韓国でもし同じことが起きたとしても、韓国の人たちはもうすこしは人質解放を喜ぶのではないか。あのときは、人質が開放される前から「自己責任」という言葉が飛び交い、人質にされた3人や家族への攻撃がマスコミやネット上に吹き荒れた。帰国した3人は、まるで犯罪者のような扱いだった。 アメリカという“勝ち馬”に乗ることで“いい目”をみてきた戦後日本のあり方が日本人の質を劣化させたのだろうか。こういうみっともない国が、国連に分担金をたくさん出しているというだけの理由で安保理の常任理事国入りを狙っている。成金が、何の見識も無いのに「オレは税金をたくさん払っているのだから大臣にしろ」とゴネているようなものではないか。
by suiryutei
| 2004-09-30 23:02
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