新人事制度 大阪での報告①~③
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■2004/09/03 (金) 09:48:10 夜の神田[まつや]にて 数日前、神田の[まつや]に久しぶりに夜行った。 最近入った若い花番さんで昼に何度か見かけたことがある娘さんが「あ、夜もいらっしやるのですか」と。酔流亭のほうこそ「夜も店に出ているんだな」と思ったところなので、同じことを考えていたのがおかしかった([まつや]では昼と夜では花番さんの顔ぶれの多くは替わる)。 実際、この頃は夜はめったに[まつや]に行けなくなってしまった。泊まり勤務が続くし、昼の勤務でも終わるのが午後9時半なんてのばかりでは、まっすぐ帰宅するしかない。それで今は、泊まり勤務の連続が切れた最後の明け非番日に午前11時の開店を待って暖簾をくぐることが多い。 さて、その夜の[まつや]。 40年配の男女二人連れと相席になった。男性のほうが盛んに薀蓄を語りたがるのが、ちょっと耳に煩い。打ち場で職人さんが蕎麦を打ち始めたのを見ながら 「こういうふうにそば切りにするのは日本人の知恵だよなあ」 穀類を麺状にして食べるのは、パスタなど外国にもあることだが、大陸から入ってきた蕎麦を初めは蕎麦掻にして食べたのをそば切りにしたのは、たしかに日本列島の住人の工夫だろう。 ところが続いて 「職人仕事のあの美しさをわかるのは日本人だけだ」 おいおい、本当かよ。世界中のどこにも腕のよい職人はいるよ。錬達した職人が働く姿は、おそらく世界のどこでも美しいだろうし、どこの国の人が見ても、そこに美を感じるだろう。なんで「日本人だけ」なのか。 こんなに「日本人だけ」を強調したがるのもまた「日本人だけ」かしら。
by suiryutei
| 2004-09-03 23:26
| 酒・蕎麦・食関係
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