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■2004/08/29 (日) 16:38:24 国旗と五輪 アテネ・オリンピックも今日まで。 酔流亭が一番熱心にオリンピックの実況を視たのはメキシコ五輪だ。中学2年生だった。 この年(1968年)はソ連によるチョコスロバキアへの軍事介入があったから、競技会場ではソ連の選手たちに激しいブーイングが起きた。チェコの民主化に対するソ連の横槍はたしかに理不尽なものであったから、ブーイングは自然な感情であったろう。でも選手たちは気の毒だった。そんな中でソ連の女子体操選手のクチンスカヤが笑顔を絶やさず可愛らしかったのが印象に残っている。 陸上や競泳はやはりアメリカが圧倒的に強かった。そんな中で、陸上競技の表彰式で信じられないような光景が続けて起きた。 上位を独占したアメリカの黒人選手たちが国旗掲揚のとき星条旗に向かって拳を突きつけたのだ。彼らは自国が行っているベトナム戦争や国内の人種差別に対して、そういう形で抗議の意思表示をしたのである。 授業が終わると水泳部の練習、それで毎日を過ごしていた酔流亭少年にとって、これはかなり衝撃的な光景だった。戦争のこと、差別の問題(米国の人種差別だけでなく日本国内における在日朝鮮人や部落差別のことなども)をすこしは考えるようになったのはそれからである。 詳しいことはわからないが、あの黒人選手たちはその後、ひどい迫害を受けたと聞く。しかし酔流亭と同世代の人間で、あの黒人選手たちが突きつけた拳から何らかの影響を与えられた者は世界中にいると思う。 夏の終わりと五輪の閉幕が重なる今日、少年時代をすこし思い
by suiryutei
| 2004-08-29 07:14
| ニュース・評論
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