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■2004/07/29 (木) 18:31:48 吉田秀和さん 酔流亭のような未熟者にも、こんなふうに文章を書けたらいいなとお手本に思っている人は何人かいて、音楽評論家の吉田秀和さんはその一人である。この人が朝日新聞夕刊に月一度連載してきた『音楽展望』を読むのは楽しみだった。酔流亭はクラシック音楽に暗いから、書いてあることが全部理解できるわけではない。しかし吉田さんの文章には気品というものが漂っていて、それに接することが心地よいのである。 その吉田さんの『音楽展望』をしばらく目にしていないと思ったら、去年11月に奥様が亡くなられて、そのため心身の調子を崩して休筆されているとのことだ。昨日の夕刊にインタビュー記事が載っていた。 奥様はドイツ出身で日本文学の研究家。最晩年は永井荷風の『断腸亭日乗』のドイツ語訳に心血を注がれていたという。この長大な日記を全訳する時間は残されていなかったので1937年にしぼって仕事をされたそうだ。それはその年が日本が戦争に突き進む決定的な年だと考えられたからだ。 「オルフェとエウリディーチェの神話のように、黄泉の国に行って妻を連れ戻せれば、と本当に思う」と吉田さんはインタビューで語っていらっしゃる。齢90にして、こう自然体で語ることができる人だからこそ、あのような気品ある文章が書けるのだな、と思った。
by suiryutei
| 2004-07-29 08:31
| 音楽
|
Comments(2)
Commented
by
M.Y
at 2007-02-02 22:29
x
書かれている内容自体、まずまずだと思う。私も熱心な吉田秀和ファンだし。
ただ自分のことを酔流亭なんて、読んでいる方がこっ恥ずかしくて赤面してしまう。自分では“ちょっとおもしろいでしょう”あるいはちょっと風流な隠者のつもりなのかも知れないが、いただけない.。日本語には適切な一人称が無いのは事実で、僕、というのもちょっと抵抗があるし、かといって、俺、などとすると,本人はいかにイキがっても、周囲は確実にウザく思われ、読者は確実に感情移入から遠くなるでしょう。 長くなってすみません。もう二度とここには来ないから安心して。
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M.Y
at 2007-02-02 22:29
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書かれている内容自体、まずまずだと思う。私も熱心な吉田秀和ファンだし。
ただ自分のことを酔流亭なんて、読んでいる方がこっ恥ずかしくて赤面してしまう。自分では“ちょっとおもしろいでしょう”あるいはちょっと風流な隠者のつもりなのかも知れないが、いただけない.。日本語には適切な一人称が無いのは事実で、僕、というのもちょっと抵抗があるし、かといって、俺、などとすると,本人はいかにイキがっても、周囲は確実にウザく思われ、読者は確実に感情移入から遠くなるでしょう。 長くなってすみません。もう二度とここには来ないから安心して。
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