新人事制度 大阪での報告①~③
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■2004/06/12 (土) 09:55:17 新・貧乏物語 出生率が最低記録を更新して1.29に下がったという。 20代のフリーターの夫婦がいるとする。どちらも月15万円くらいの収入があれば2人合わせて約30万円。20代の夫婦としてはかなり余裕のある暮らしができるだろう。しかし、子供が生まれるとすればどうか。フリーターには有給の育児休暇なんか無いから妻は失職。当分は夫の収入15万円だけでやっていかなくてはならない。この夫婦が都内に住んでいるとすればアパートの家賃だけで収入の半分近くは消えてしまう。これで親子3人やっていけるか。出生率が下がるのは自然のなりゆきだ。 「失われた10年」とか言われ、日本経済に翳りが見え始めた頃から、「国際的にも突出した日本の高賃金」を是正しなければ国際競争に勝てないと強調されだし、その処方箋として正規雇用から非正規雇用への置き換えが急速に進んだ。高年齢層をリストラする一方、若者はフリーター状態にして使い捨て可能にする。その処方は見事に効果をあげて日本経済は高い成長率に回復した。しかし、その結果として「子供を生み育てることがむずかしい貧困」が大きな社会問題に浮上してきた。そして少子化は年金制度をいっそう崩壊させて親の世代の老後も直撃する。ついこのあいだまで「豊かな社会」を謳歌していたはずなのに。
by suiryutei
| 2004-06-12 10:38
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