新人事制度 大阪での報告①~③
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■2004/04/28 (水) 09:49:42 春の嵐 昨日は大荒れの天気だった。雨よりも風が強く、東京都心の風速32・2メートルというのは観測史上2番目の記録だそうである。 イラク人質事件をめぐっては、普段は反政府を標榜して政府とは無縁に生きることをよしとする人々がいざとなると政府にすがりつくのは自己矛盾だと言って被害者の家族や支援者を叱りつけるという論調がこのところ目立つ。 これは、ちょっとおかしい。国家と個人の関係が日本社会では整理されて確立していないというのは、一般論としてはそのとおりだ。しかし、今回の事件では、人質の生死は日本政府がどういう態度をとるかにかかっていると考えられたのである。日本と同姿勢のイタリア人人質は殺害されたし、戦争に批判的な国の国籍を持った人質は身元がわかれば次々に解放された。 こうした状況下で家族らが政府に働きかけるのは当たり前ではないか。 上記のような論調は若手の政治学者と呼ばれる人たちに多いようだ。具体的状況を見ずに一般論をふりかざす。劣化ウラン弾やクラスター爆弾による悲惨を「国益」の名の下に押し隠す。じつは彼らがふりまわす「国益」なるものが逆にいかに日本の国益を損なっているかは、「自己責任」論議が世界の物笑いになっていることでも明らかだが。 人質事件が起きる前後のことだが、評論家・加藤周一氏が或るエッセイで木下順二の戯曲『巨匠』について触れ、そこに登場するナチス将校を現代の御用学者の原型と書いていた。その後、この御用学者たちの言説が春の嵐のごとく吹き荒れている。
by suiryutei
| 2004-04-28 17:28
| ニュース・評論
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