新人事制度 大阪での報告①~③
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■2004/04/14 (水) 14:06:06 劣化ウラン弾 先々月のことだが、イラクでの戦争をめぐって知人とメールのやりとりをしたことがある。 「イランでは非戦闘員の女性や子供の頭上にもミサイルや爆弾が落とされている」と酔流亭が書いたら、相手から怒りのメールが来た。アメリカ軍に怒っているのではなく酔流亭を糾弾しているのである。「女子供」を持ち出して話を誇張しているということらしい。アフガニスタンでも使われた劣化ウラン弾のことは知っているのかとすぐ訊ねたが、答えは無かった。おそらく知らないのだろう。 酔流亭も劣化ウラン弾の精しい性能は知らない。しかし、使用した側のアメリカ軍兵士にも障害が出ていると報道されているくらいなのだから、撃ち込まれた側の惨状がどれほどのものかは多少の想像はつく。ところが、こういう想像力を働かせることを拒否する人たちがいるのである。 今年高校を卒業したばかりの18歳の今井紀明さんは、劣化ウラン弾による被害についての絵本を作るために自分の目で現地を見ようとしてイラク行きを思い立ったのだという。わずかの想像力を働かせることを拒否する人々の壁を若さの行動力で突き破ろうとしたのである。見上げた若者である。 イラクで人質になった3人に対して「自己責任」「勝手に行った」「自業自得」といった声が喧しい。今これを言っている人たちの多くは、ついこのあいだまで、存在しなかった「大量破壊兵器」については語っても劣化ウラン弾のことなど一言も口にしなかった。この歪んだ現状を変えようと今井さんは危険を覚悟でイラクに旅立ったのではないか。 あの3人の若者を危地に向かわせたのは、殺戮行為を支持し加担して平然としている日本社会の現実である。「自己責任」? 本当に責任があるのは誰だろうか
by suiryutei
| 2004-04-14 17:38
| ニュース・評論
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