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■2004/03/29 (月) 17:30:19 12年前の桜 一昨日の土曜日、「色川大吉を読む」読書会の会場は三鷹だったので、東京駅から中央線に乗った。中央線の御茶ノ水から四谷にかけて、お堀端の桜並木が車窓から眺められる。そのときで三分から五分咲き、そろそろ見ごろを迎えようかというところだった。ああ、12年前の今頃もよくここの桜を観たな、と思った。 その年の春、母親が末期癌で信濃町の慶応大学付属病院に入院していた。前年暮れに入院したとき「あと一月もつか」と言われた状態だった。酔流亭は最期はなるべく側にいようと思い、母親の病室に寝泊りして職場に通っていたから、中央線と並行して走っている総武線から毎日、お堀端の桜を観ることができたのである。 あの年もやはり暖冬だったが、三月に入ってから一度雪が降った。そして桜が咲きだした頃、母親にはいよいよ最期が近づいていた。絶命は4月11日である。 遺体を家に連れて帰り、自宅で通夜と葬式をした。通夜の晩遅く、いっとき激しい雨と風があった。翌日、火葬場の庭の桜は前夜の風雨ですべて散り切り、地面いっぱいに花びらが落ちていた。 2週間後が13回忌である。
by suiryutei
| 2004-03-29 19:13
| 身辺雑記・自然
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