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■2004/02/28 (土) 12:05:03 日本とはなにか・・・網野善彦さん死去 歴史家の網野善彦さんの本を最初に読んだのは6,7年前、岩波新書の『日本社会の歴史』だった。自分に日本史の知識が乏しいことを痛感していたので、発行されたばかりで評判になっていたこの本を手にとったのである。率直に言うと、記述がやや教科書的であまり面白くなかった。もともと教科書として書かれた原稿を本にしたのだから当たり前のことであり、酔流亭に面白さを読み取る力が無かったのである。 そこで反省して、つぎに『日本とはなにか』を読んでみた。講談社「日本の歴史」シリーズの巻頭に出版されたもの。ちょうど20世紀と21世紀の変わり目のころだ。「百姓=農民ではない」という指摘が新鮮だった。この本と同じ頃に出た対談集『日本をめぐって』も興味深かった。6人の論客と網野さんとの対談で、この日記で最近紹介した『単一民族神話の起源』の著者・小熊英二氏もその6人のうちの一人だった。 その網野善彦さんが亡くなられた。76歳。肺がんである。 長い学究生活だったが、広く一般に知られるようになったのは比較的最近だろう。酔流亭のように、ごく近年になって網野史学の面白さを知った人も多いのではないか。もうちょっと生きて活躍してほしかった。ご冥福を祈る。
by suiryutei
| 2004-02-28 19:48
| 文学・書評
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