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2004/02/21 (土) 10:45:16 「単一民族」という神話 今日は嬉しいことから。 この日記を読んでくださっている方からメールをいただいた。ご実家が蕎麦屋さんをなさっているという。BBSを作っていないので、読み手がどう感じているかがわからない。だから未知の方からメールを貰うのは本当に嬉しい。 図書館で借りた小熊英二『単一民族神話の起源』を読み終えた。450ページもの大著なので、例によって通勤電車の中での読書だから、弁当を運ぶ手提げ袋に入れて持ち運ぶのはなかなか重かった。 この本を読むまで、「日本は単一民族である」という意識はかなり以前から自然に成立していたものだと酔流亭は思いこんでいた。ところが、そうではなかったらしい。むしろ戦前には「混合民族」という説のほうが優勢だったという。考えてみれば、帝国として膨張していこうとすれば「単一民族」説では不都合である。この場合は、津田左右吉にみるように、「単一民族」説はむしろ膨張政策に対する抵抗に結果としてはなったのだという。 とすると、「単一民族」という虚構を批判してだけいればすむ話ではないということになる。むずかしいねぇ。 もっとも、問題自体はむずかしいけれど、この本はとても読みやすい。津田左右吉や和辻哲郎の考えがどのようなものだったかを要領よく説明してくれるのも、不勉強な酔流亭にはありがたかった。司馬遼太郎の歴史観は津田左右吉から学んだものであるらしい(著者はそんなこと書いていないが、酔流亭にはそう思われる)。 著者は現在慶応大学の助教授。まだ40代前半の若さである。これからの研究にも注目していきたい
by suiryutei
| 2004-02-21 19:56
| 文学・書評
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