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■2003/08/07 (木) 15:22:49 蕎麦屋の相客 HPのサーバーにトラブルが発生して2日間ばかり開けない状態だった。せっかく覗いてくださろうとした皆さんにご迷惑をおかけしました。 さて、今日は泊まり勤務明けで日本橋高島屋で開かれている「土門拳展」を覗いてみた。日本を代表する写真家であり、死去して10数年がたつ。私には写真芸術というものがよくわからないのだが、先月放送されたNHK「新日曜美術館」が土門を取り上げて感銘深い内容だったので、行ってみる気になった。 一枚一枚の写真の見事さもさることながら、古寺の仏像あり筑豊の子供たちありヒロシマあり三池争議あり著名人たちの肖像写真ありで、その対象の多様さ(すなわち土門の問題意識の広さ)に酔流亭としては感ずるところあった。濃厚な写真展である(11日まで)。 それから歩いて室町砂場へ。 ちょうど昼時で店内は一杯の客だ。最初に相席になったのは50年配のサラリーマン氏。どうも表情に元気が無い。仕事上のストレスで胃でも悪くしているのかと思ったら、ざる蕎麦を食べていったん席を立とうとしてまた座りなおして水を注文し、カバンから薬袋を取り出して何種類もの錠剤を飲んだ。私のカンもわりと当たる。 彼が出たあと20代なかばと思われるかなり美形の女性の一人客が座った。天ざると玉子焼きをたのむ。豪気なもんだ。しかし向かいにいる私の前にはすでに空になったビールの大瓶が立ち、私は今や冷酒をグビグビやっているのである。せっかく老舗の上品な蕎麦屋に入ったのに相席の客が昼間っから大酒飲んでるというのは若い女性としてどんな思いだろうと私は内心忸怩たるものがあったけど、大急ぎで杯を空にし、ざるを一枚たぐって席を立つとき目礼したら感じの良い目礼を返してくれた。若いながら蕎麦屋の作法をわかっている人らしい。ホッとした。
by suiryutei
| 2003-08-07 15:01
| 酒・蕎麦・食関係
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