新人事制度 大阪での報告①~③
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トヨタの社員が残業中に急死したのは過重な労働が原因の過労死だとする判決を名古屋地裁が下した。先月30日のこと。今月1日の日刊各紙に記事が載っている。 02年に急死した、当時30歳のトヨタ社員、内野健一さんの倒れる直前一ヶ月の時間外労働時間は106時間45分にも及ぶ。これが名古屋地裁の認定だが、ところが死亡当時、豊田労働基準監督署は52時間50分としか認定せず、労災の認定を求める遺族の訴えを斥けていた。そのため遺族は、豊田労働基準監督署長を相手取って処分取り消しを求めて訴訟を起こしたのである。 労動基準監督署と裁判所とでは、時間外労働として認定した時間の長さがどうして倍も違うのか。所定の勤務時間外に行われる「創意くふう提案」などQU(クオリティーコントロール)活動を、前者は業務とせず、後者はそれも業務と認定したからだろう。実際、業務に関しての知恵を絞る活動を上司の指示で強要されているのだから、これは裁判所の判断のほうがまともである。 それにしても月100時間を超す残業とは異常である。労基署が認めた52時間だって少ない時間ではない。トヨタ王国の城下町・豊田では、労基署すら企業の顔色を窺う存在になっているのだろう。本来なら労働者にとっての「駆け込み寺」の役割を果たさなければいけないのに。 資本を短期に移動させて利鞘を稼ぐ、最近の“マネー資本主義”の風潮を批判する視点から、モノづくりを大事にする我が国の産業の伝統を再評価する声がある。それはよい。しかし、そのモノづくりの現場で行われている、こんな悪しき働かせ方まで見過ごしてはならない。
by suiryutei
| 2007-12-01 09:38
| ニュース・評論
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Comments(6)
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saheizi-inokori at 2007-12-01 10:48
QC、社内親睦のさまざまな集い(運動会、ハイキング、、)など自主的活動が盛んです。
自主的な活動が盛んである職場の上司は管理力があるという評価をされるから死に物狂いで自主的活動を部下に押し付けます。 そうやって出来上がった”細部まで神経の行き届いた”まるで芸術品のような職場が日本の競争力を支えてきた要素なのかもしれない。 それならコストに計上すべきですよね。
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残業100時間を越えるのは大変
過酷なものです。 僕もクリエーターの時代、残業80時間超えたことは 何度かありましたが、 それはへとへと状態で、代休や、半休をもらわないと やっていけませんでした。 100時間労働は体の酷使以外何物でもないでしょう。 このところの人減らし、その影響での残業と残業カット サービス残業、労働時間問題はなかなか日の目に当たらないですね。 安全な駆け込み寺をつくらないと、犠牲者は忘れた頃に またでてしまいますね。 表紙、なかなか迫力ありますね。
年が押し迫ると、最後の追い込みで、休みもまともにとれない日々が続きます。屋外作業の場合は天候(寒さ、雨、雪、風)との戦いです。と、いいながら日が短いから、実働時間も短く、気は焦れど、仕事は進まずで、もっとも憂鬱な季節となります。雪が降れば仕事が激減するので、この時期につらい思いをするのはまあ致し方ないのですが、元請けから押しつけられた過酷な工程を守るためには、不満を言っても詮無いことです。今日の天気予報、「新潟県の高地では雪でしょう」
今日の作業は屋根の上です。作業地は妙高高原。
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suiryutei at 2007-12-02 21:59
佐平次さん、こんばんは。
「自主的活動を・・・押し付けます」というところに真実があるようですね。「自主性」が建て前だから、それこそ際限が無いことになってしまいます。 そこからユニークなアイデアが生まれたこともあったのでしょうが、労働者の余暇まで企業に供出させるようなやり方はやはりおかしいです。
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suiryutei at 2007-12-02 22:08
夢八さん、こんばんは。
私も労組の役員をしていた頃、泊まり勤務の日に朝から職場に行き、ビラ作りに会議をこなして夜は勤務、翌日も昼間はビラを作って夕方出勤してくる職員に撒いてから帰宅と、組合活動と勤務とあわせて36時間労働みたいなことやっていたもので、いま思うと労働運動に「搾取」(?)されていたなあ、という気もします。 いや、うまい蕎麦でした。
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suiryutei at 2007-12-02 22:14
umeさん、こんばんは。
日毎に日が短くなるこの季節、雪の季節も迫り、雪国は本当にたいへんでしょうね。 妙高高原での作業でしたか。お疲れさまです。雪に降られたのでしょうか。 私は今日、年末までの勤務指定がわかったのですが、今月前半は割りと楽、最後の一週間はきつそうです。
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