新人事制度 大阪での報告①~③
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ポール・ニューマンが亡くなったという。死因は癌。1925年生まれだから83歳であった。 アメリカの俳優の中では一番好きな役者であった。あと酔流亭が好きだったハリウッド・スターはリチャード・ウイドマークで、あの凄みのある悪役面に惹かれたが、ニューマンのほうは表情になんとも可愛いところがある。死去を報じる28日の朝日朝刊の記事にも、いい笑顔の写真が載っていた。 ニューマンの出演作品を映画館で観た最後は、もう12~3年前のことだ。やんちゃな少年がそのまま老人になったような役であった。題名を忘れてしまったので今ウィキデペアで調べてみたら(これ、便利)、1994年制作の映画に『ノーバディーズ・フール』というのがある。多分、これですね。 当時ニューマンはもう70歳に近いはずであり、じじつ役の上でも中年の大学教授の息子がいる。しかしニューマンに老人くさいところはちっともなかった。『スティング』そのほか彼には大ヒット作はたくさんあるけれど、死去の報に、あの作品での彼の姿がまず思い浮かぶ。 そのころ神田の[まつや]で飲んでいて何度か相席になった紳士がいる。大きな書店の管理職をされていた。そこで会う約束をしたわけではなく偶々相席になることが重なったのだから、彼も酔流亭も当時よほど頻繁にあの店に通っていたわけだ。 その紳士とは話が合った。年齢は酔流亭より一回りほど上。現在のあの店の若奥様がお茶の水女子大に通いながら夜は花番(蕎麦屋では、お運びの女性を、こう呼ぶ)のアルバイトをしていた頃で、「あの女の子は感じがいいねぇ」というような話から始まって、好きな映画、小説、ことごとく趣味が一致する。山口瞳が亡くなったのはあの年の夏の終わりだが、二人とも彼の文章を好んだ。朝日新聞を購読している唯一の理由は大岡信の『折々のうた』が連載されているからというのも一緒。 そして、好きな役者も、お互いにポール・ニューマンの名を挙げた。いま思うと、『ノーバディーズ・フール』も彼に勧められたので観に行ったのかもしれない。 そんなことが、とりとめもなく思い出される。 ■
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by suiryutei
| 2008-09-29 17:44
| 映画・TV
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Comments(2)
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リチャード・ウイドマークの名前を挙げる方って、なかなかいないですよね。うれしくなってコメントしました。ポールニューマンとは別な意味で、好きな俳優です。確か、プリンストン大学を出ていて、演劇の先生もしていたはず。なつかしい名前です。
ginsuisenさん、こんばんは。
ウイドマークの名に反応してくださるとは、私こそうれしいです。 プリンストン大学出身とは知らなかったです。あの大学には、たしか歴史家の色川大吉さんが招ばれて一年間教えていたことがあります。
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