|
新人事制度 大阪での報告①~③
記事ランキング
最新の記事
タグ
労働(124)
最新のコメント
カテゴリ
最新のトラックバック
以前の記事
2026年 07月 2026年 06月 2026年 05月 2026年 04月 2026年 03月 2026年 02月 2026年 01月 2025年 12月 2025年 11月 2025年 10月 more... ブログジャンル
画像一覧
検索
|
辺野古の新基地建設をめぐり、周辺の住民が国を相手に起こしていた訴訟の上告審判決が一昨日出されて、最高裁第一小法廷は住民4人のうち3人に裁判を起こす資格(原告適格)があると認めた。そのことを、このブログの昨日の更新記事へのコメントでフーテンさんが言及してくださっている。 フーテンさん、コメントありがとうございます。 首都圏では、たとえば昨日の朝日新聞朝刊は、こう報じた。 小さな扱いである。今朝になって調べてみると、デジタル版のほうが、同じ記者執筆ながら僅かに字数が多い。紙面化に際して紙幅に収まるよういくらかカットされたのだろうか。 沖縄ではどうか。琉球新報では一昨日デジタル版で速報を出したのに続いて、今日の朝刊では社説で取り上げている。両方の記事を貼っておこう。 沖縄タイムスは昨日の社説で。 住民側は、基地が完成すれば米軍機による騒音被害等が生まれると主張したのに対し、国側は、完成していない基地の騒音について訴訟を起こす資格は住民側には無いとしていた。詭弁と言う他あるまい。騒音が生じてからでは手遅れではないか。 住民が訴訟を起こしたのは2019年。入り口にようやくたどり着くまでに、ずいぶん時間がかかったものだ。 ともあれ、聞く耳を持とうとしない国を相手に粘り強く闘い続ける沖縄の人々に敬意を持つ。
#
by suiryutei
| 2026-07-15 09:23
| ニュース・評論
|
Comments(0)
今日、7月14日は日本では〔巴里(パリ)祭〕と呼ばれている。しかし、当のフランスではそうは呼ばれず、普通に革命記念日で通っているそうだ。1789年、民衆がバスチーユ監獄に進撃してフランス革命が始まった日付である。 〔パリ祭〕なんて日本だけの呼称があるのは、日本人の多数が王党派だからだと、故・加藤周一(1919-2008)が皮肉をかませていたのを思い出す。今年は皇室典範改正をめぐって喧しいから、ことにそれを思う。色々な議論があるようだが、天皇制そのものに反対する声はメディアからはほとんどかき消されてしまった。 なお〔巴里祭〕のいわれというのは、ルネ・クレール監督の1933年公開の映画が7月14日の前日におけるパリの下町を舞台にしたラヴ・ストーリーであったことだそうである。原題は端的に『7月14日』だったのが、日本で公開されるとき『巴里祭』なんて邦題があてられた。 さて天皇制反対の声が消えてしまった一方で、「2600年続いてきた天皇制」なんて噓八百が、国会の場でまかり通っているのが今日の日本である。しかも、そう言い放った小林鷹之議員というのは、次期首相の有力候補であるらしい。 昨日は目を洗っておくつもりで網野善彦『「日本」とは何か』(講談社、2000年刊)を久しぶりに取り出して、天皇制が歴史に現われてくるあたりをおさらいしてみた。 表紙をめくるとすぐ、木簡の写真が出てくる。天皇という言葉が書かれた、発見されている限りでは最古の木簡である。7世紀後半のもの。 つまり歴史や事実を小林議員のように口先だけではなく本当に大事に考えるのであれば、天皇制なんてせいぜい1300年の歴史である。網野善彦(1928-2004)は「それでも1300年続いてきたのだから手ごわい」と。たしかに手ごわい。だから天皇制反対の声を上げ続けなくては。 #
by suiryutei
| 2026-07-14 09:16
| ニュース・評論
|
Comments(2)
『見えるか保己一』を昨日読み終えた。蝉谷めぐ美著、角川書店。 <保己一>とは、江戸時代の国学者、塙保己一(1746-1821)のことである。幼少期に失明するも、学問の道に進み、大著『群書類従』の編纂を果たした。 『群書類従』は古代から江戸初期までに成った史書、文学作品、計1273種を収集したもの。目が見えない身でよくそんな偉業をなしえたと思う。記憶力抜群の保己一は人に作品を読んでもらい、それを自分の頭の中の引き出しに整理し仕舞いこんでいったらしい。 <見えない>保己一と<見える>周囲の人々。その心の動きの描かれ方が見事だ。すれ違ったり、悪意を込めて放たれた言葉に逆に光明を見たり。終盤すなわち保己一の晩年のところまで読んできて、序盤の幼少期に伏線がすでに張られていたことに気づく。 上は目次。ひらがなが多いようだが、それぞれのページに行ってみると、たとえば第一章<むしの子>の<むし>は<虫>と霧視>の両方の漢字があてられ、第六章<眩くて眩む>は同じ<眩>を重ねて、初めは<まばゆくて>、つぎは<くらむ>と読ませる。凝っているけれども上すべってはいない。 それから小説の中では太田南畝が、去年のNHK大河『べらぼう』に続いて、好バイプレーヤーとして登場する。酔流亭は南畝のことは石川淳『江戸人の発想法について』を通じて知るだけなので一人前のことを言えた義理ではないけれど、江戸文学に対する作者の親炙ぶりが覗われるようには思う。 芥川賞と共に明後日(15日)発表予定の今年上半期直木賞候補作の一つ。 #
by suiryutei
| 2026-07-13 09:17
| 文学・書評
|
Comments(0)
一昨日の午前のことである。 朝食をすませ、その日のブログの更新に取りかかっていた。2日前だから、自分が帯状疱疹に罹ったことを話題にした記事だ。 時刻は午前9時すこし前ごろ。ラジオから『聴かせてよ愛の言葉を』というシャンソンが流れてきた。 NHKFM〔かけるクラシック〕という番組である。日曜の午後(14時00分~15時50分)に放送されたのが、5日経って、その週の金曜の午前に再放送される(7時25分~9時15分)。その再放送を聴いていたのだ。 MCの2人、市川紗椰(モデル)と上野耕平(サクソフォーン奏者)の掛け合いによれば、1930年生まれの武満徹は勤労動員されたときにそのシャンソン『聴かせてよ愛の言葉を』を耳にして、子どものころ特別に音楽教育を受けていたわけではない武満にとってそれが音楽との出会いになったのだそうだ。 そのあと武満が作曲した『小さな空』も番組では流れた。 シャンソン『聴かせてよ愛の言葉を』は、酔流亭にも懐かしい。2007年度後期のNHK朝ドラだった『ちりとてちん』は、貫地谷しほり扮するヒロインが故郷の福井県小浜から大阪に出て来て上方落語の咄家を目指す物語だった。ヒロインの成長を小浜から見守る両親に扮したのが松重豊と和久井映見である。進行中のドラマの合間に、両親が出会った頃の回想シーンが稀に挟まれる。その場面では決まって『聴かせてよ愛の言葉を』が流れるのだ。 ![]() (渡瀬恒彦扮する咄家師匠に、両親が娘の入門の挨拶に行った場面ですね) 『ちりとてちん』放送の2007年~8年といえば、あの民放ドラマ『孤独のグルメ』はまだ生まれていないから、松重豊という俳優の存在を酔流亭は『ちりとてちん』によって知った。和久井映見は現在月曜~木曜の夜に放送されているNHK『ミッドナイトタクシー』で古川琴音扮するヒロイン(深夜タクシーの運転手をしている)の実の母ではないけれど母親代わりのような役どころ。このドラマも面白い。 (上の写真は『ちりとてちん』挿入の『聴かせてよ愛の言葉を』を歌った佐々木秀実のCDのジャケット) なお武満徹は1996年没なので、今年は没後30年にあたる。
#
by suiryutei
| 2026-07-12 08:49
| 音楽
|
Comments(0)
皇室典範改正案が昨日、衆院で審議入りし、即日裁決によって可決されたとのことである。 昨夜7時台のNHKニュースでそれを視ていた。すると、自民党の小林鷹之議員が登場する場面がチラリと映り、「2600年続く天皇制」云々という言葉が耳に飛び込んできた。 アレッと思い、今朝になってその関連記事を朝刊で捜してみる。朝日新聞では4面(総合面)に衆院議運委員会での討議の模様が紹介されており、その冒頭が小林鷹之議員である。記事は各発言者の要約だから、前述「2600年続く天皇制」は出てこないが、このときの発言で飛び出してきたものだろう。 そこでインターネットでも調べてみる。すると、昨日の小林議員の発言全てが映っている動画が見つかった。 「天皇制2600年」が語られるのは、この動画の4分近くが経過したあたりである。その前後には「歴史的事実を踏まえ」とか「歴史」「事実」という言葉が連発される。 いったい、この人は、天皇制が2600年も前からあったと、本当に「歴史」として「事実」として、そう思っているのだろうか。 2600年前というのは神武天皇から数え出してのことだろうが、この天皇が実在しなかったことは事実として歴史学の常識となっている。歴史的事実としての天皇制の存在が確認できるのは、せいぜい5世紀あたりからだ。2600年から1000年ほどを引かなくてはならない。 居酒屋での放談なら何を言おうが勝手だ。しかし、国会の場で嘘八百を並べるのは慎んだらどうか。 小林議員だって天皇制2600年が虚構だということはわかっているはずだ。神話的存在として誰からも批判されないように天皇をしておきたいのだろう。だが、神話と歴史、事実とが混同されることの危うさは、戦前の歴史が教えているではないか。 それにしても、こういう放言が国会の場でなされても、誰も(TVニュースの解説者も新聞記者も)チェックしない。この国は本当に危ういところに来てしまった。
#
by suiryutei
| 2026-07-11 08:51
| ニュース・評論
|
Comments(0)
|
ファン申請 |
||