新人事制度 大阪での報告①~③
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■2003/10/19 (日) 21:44:18 たまには文学の話 昨日、正岡子規の和歌のことをちょっと書いたが、そのとき酔流亭の頭にあったのは、たとえばこんな歌である。 いちはつの花咲きいでて我が目には今年ばかりの春行かんとす いちはつは春に咲く花。これは子規が死ぬ前年に詠んだ歌だが、もう生きて来年の春を見ることはないだろうという思いがこめられている。「この世にやがていなくなる人の眼差しで花をみて」(大岡信『正岡子規ー五つの入り口』)いるのである。 朝日新聞朝刊に去年連載された池澤夏樹『静かな大地』が単行本になったそう。今朝の朝日の読書欄に書評が出ていた。 酔流亭は連載中に読んで、とても感動した。明治維新で敗者の側になった淡路島の侍たちが北海道に移住する。主人公はその地でアイヌの人々と深く関わるが、そのゆえに和人からの迫害を受けて身を滅ぼす。 先日の「色川大吉を読む」の読書会のあと居酒屋での懇親会で、池澤の愛読者の方がいて、「あの小説、よかったですねえ」と意気投合した。連載中に読んでない方、おすすめします。 #
by suiryutei
| 2003-10-19 13:55
| 文学・書評
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■2003/10/18 (土) 23:27:21 夾竹桃、萩、ツワブキ・・・ 夾竹桃というのは花期の長い花だ。初夏に咲き出し、ひと夏じゅう咲き続けていたが、さすがにそろそろおしまいである。 秋を代表する花のひとつ、萩は、今年は京都でたっぷりたのしめた。ことに竜安寺の庭の萩は見事だった。しかし、この花も、もう盛期を過ぎた。 かわって、今はツワブキが見ごろを迎えている。酔流亭の家の庭にもすこし咲いているのだが、この花を見ると「秋が深まったなあ」と思う。 正岡子規が季節の花を詠んだ和歌には凄絶な美しさがある。重病の子規は、来年また同じ花を見られるかわからない。その、これが最後かという思いが読む者の心をうつ。 子規とちがって毎日をのほほんと生きている酔流亭にはそんな切迫感はまるで無いが、それでも今まで生きてきた時間よりこれから生きる時間のほうが短いということくらいはわかる。ここ数年、花に心をうごかされるようになったのはそのせいだろうか。 #
by suiryutei
| 2003-10-18 13:56
| 文学・書評
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■2003/10/17 (金) 20:19:20 金寿司の鮪 今日は仕事は休み。 地元の金寿司の二代目(ジュニアと我が家では呼んでいる)が柏あけぼの山公園で撮ったコスモスと風車の写真をメールで送ってくれたのだが、これがとても素晴らしい。それで、早速HPに借用させてもらった。「手賀沼の畔から」の冒頭をご覧ください。 で、写真を使わせてもらったことの挨拶も兼ねて今夕、久しぶりに金寿司に行った。この店はいつもそうだけれど、鮪がじつに旨かった。おおいに飲んで、満腹です。 #
by suiryutei
| 2003-10-17 13:57
| 酒・蕎麦・食関係
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■2003/10/16 (木) 18:12:19 今年最後(?)の枝豆 13日に多摩墓地に墓参りに行ったあと国分寺の義蕎に寄ったこと、店にいた時間が集中豪雨のもっとも激しいときだったこと、店を出たらもう雨が上がっていたので「お鷹の道」の湧水池を散歩したことは当日の日記に書いた。 あの雨、よほど凄かったんだってね。短時間に降った雨量としては記録的なものだったらしい。お墓にいたときでなくてよかった。今年は7月にも台風がいちばん接近していた時間に柴又の日曜庵で飲んでいたことがある。嵐の中、店から出ることもできず外から他の客が入ってきようもない状態での昼酒というのも、落ち着いた気分になれて良いものだ。 さて、あの日、「お鷹の道」の遊歩道を歩いていて農家の庭先で枝豆を買った。ザル一杯で300円。これがすばらしく美味しかった。無人の棚に置いてあるのを勝手にお金を入れて持っていくという式のものだが、たまたま出てきた農家のおばさんが「今年はこれで枝豆はもうおしまい」と話してくれた。 酔流亭が住む我孫子も農村地帯で枝豆は旨いのが手に入るが、それでもこの日食べたものが今年最高の旨さだった。 20代の頃は枝豆とか空豆など、そうありがたいものとは思わなかった。豆がいよいよ好きになってきたのは40代になってからである。その季節も今年はもうおしまい。まあ秋が深まれば美味しいものがまたたくさん出てくるからいいけどね。 #
by suiryutei
| 2003-10-16 13:58
| 酒・蕎麦・食関係
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■2003/10/15 (水) 09:36:04 28年目・・・ 私事ながら(日記は私事を書くものですが)、今日、10月15日という日付けは酔流亭が社会人になった記念日である。28年前の1975年のこの日、東京中央郵便局に採用された。20歳だった。 この年の春先に父親が心不全で倒れた。家の商売は菓子の小売りをしていた。母親がかわって店に出たが、スーパーマーケットが小売商の仕入れ値より安く物を売り始めた時代である。もう商売は続けられなかった。 酔流亭は大学3年に進学するところだったが、学費を払うどころか、働いて家計を助けねばどうしようもないところにきていた。 それでも前期の授業料は未納のまま1学期を終えた。電車のつり革広告で郵便局が職員を募集しているのを知り、8月に試験を受けて10月採用となったのである。大学に退学願いを出すとき、「ならば前期分の授業料を納めてください」と言われてカッとなった。「学費を払えないから辞めたいと言っている者に向かってそれはないだろ!」 しかし、これは学校側のほうに理がある。酔流亭は、いかにめったに授業に出なかったといっても、前期は在学していたのだから。それでも酔流亭に同情してくれたのか、おまけして退学扱いにしてくれた。正規なら除籍扱いだろう。 退学だって除籍だって、どっちでもよいようなものだが、郵便局を受けるときの履歴書に「中退」と書いてしまっていた(そのときは両者の区別を知らなかった)。退学が認められなかったら経歴詐称になるところだった。 あれから28年、はやかったな。 #
by suiryutei
| 2003-10-15 13:59
| 身辺雑記・自然
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