新人事制度 大阪での報告①~③
最新の記事
タグ
労働(124)
辺野古(46) 郵便局(43) 文学(31) コロナウイルス(31) 韓国(19) 朝鮮半島(12) 映画(11) NHK朝ドラ(10) ひよっこ(9) 大西巨人(9) なつぞら(8) 神田まつや(8) 労働者文学(8) 神聖喜劇(7) 関西生コン労組(6) 狭山事件(6) ブレイディみかこ(6) ケン・ローチ(6) 蕪水亭(6) 最新のコメント
記事ランキング
カテゴリ
以前の記事
2024年 03月 2024年 02月 2024年 01月 2023年 12月 2023年 11月 2023年 10月 2023年 09月 2023年 08月 2023年 07月 2023年 06月 more... ブログジャンル
画像一覧
検索
|
一昨日だったか、皆川優太ちゃんの病室での様子がTVで公開された。土砂崩れの中から奇跡的に救い出されたこの2歳11ヶ月の幼児は、映像を見る限り順調に回復していると思える。活発にしゃべるし、食欲もあるようだ。 この数日間、言い尽くされてきたことだが、それにしてもよくぞ生きていたものだ。 同乗の母と姉は即死と推定される車中で彼だけが軽い怪我ですんだのがまず奇跡だし、それから4日間近く土砂の中で生き延びたのがさらに奇跡だ。10月だったことも幸いしたのだろう。夏なら暑さでやられたろうし、もうすこし季節が進んでいたら冷気が体温を奪っただろう。それに2歳11ヶ月という年齢も微妙なところである。もっと幼かったら体力がもたなかったろうし、もうすこし年齢が行っていてお母さんとお姉さんが死んでしまったことを理解できてしまったら、精神的に参っていたのではないか。 ぎりぎりの可能性がいくつも重なって、幼い命をつなぎとめたのだろう。大きな余震が続く危険な中で活動した救助隊の人たちにも本当に頭が下がる。母親と姉を同時に亡くしてしまったのだから、これからが大変だろうが、父親はじめ周囲の愛情と善意がきっとこの子を支えていくにちがいない。 じつは酔流亭の身内にも、2歳11ヶ月になる子供がいる。やはり男の子だし、優太ちゃんの映像を見ると、彼が二重写しになってしまう。自閉症で言葉が遅いから、優太ちゃんほどはまだしゃべらないが、最近は「パパ、ママ」、それによく世話してくれる青年を「にぃにぃ」と呼び分けるようになったそうだ。あと10日ほどで3歳の誕生日を迎える。 #
by suiryutei
| 2004-11-03 17:39
| ニュース・評論
|
Comments(0)
一昨日の日記にはたくさんのアクセス、コメントをいただいた。ありがとうございます(お返事はのちほど)。香田さんは無念の結果になってしまった。何と言っていいか、言葉も無い。 昨日は我が家のPCのご機嫌が悪くて、日記を書けずじまい。1日あけて再開します。 一昨日の日曜、神田の古本まつりに出かけた。昼過ぎに家を出、地下鉄の新御茶ノ水駅から神保町へ歩いていった。まず喫茶[ミロンガ]に寄って昼食がわりにコーヒーとケーキ。女房はパウンドケーキ、酔流亭はなんとかショコラ(正確な名を失念)をもらう。酔流亭は[ミロンガ]には仕事帰りにたまに寄るのだが、たいていガーリック・トーストなんか齧りながらビールを飲む。だから、ここでコーヒーを飲むのは久しぶりだしケーキを食べたのは初めて。でも、どちらもとても美味しかった。いつもタンゴが流れている店である。 それから、いよいよ本の収集に取り掛かった。女房とは集合時間と場所を決めて、しばし自由行動とする。酔流亭は年に一度のことだからと青空市を中心にまわってみたのだが、どうも焦点をしぼれなかった。人出がすごかったこともあって、落ち着いて捜せなかった。収穫は『民衆憲法の創造』(色川大吉編著・評論社)一点のみ。いっぽう女房は土門拳の写真集やエッセイ集を手に入れて上々の成果だったようだ。彼女、9月の庄内旅行で酒田の土門拳記念館を訪れて以来、すっかり土門に魅了されたらしい。 そのあと某店にて晩餐。店の名を明かさないのは、女房のお気に入りで、まだ人に知られたくない店だからということなので。酔流亭は初めてだが、じつに美味しかった。先日、酔流亭のHPへのアクセスが2万を超えたので、そのお祝いということで女房がご馳走してくれた。 なお、ブログから入ってくださった方で、拙HPをご存知ない方は、よろしかったら左のHOMEを覗いてみてください。 #
by suiryutei
| 2004-11-02 10:01
| 身辺雑記・自然
|
Comments(0)
イラクで拉致された香田証生さんの遺体が発見されたという昨日のニュースは別人だったようだが、今朝また首を切断されたアジア人らしい死体が現れたという。安否を気遣う家族はいたたまれない思いだろう(その家族のところに非難の電話やメールを寄越すケダモノがいるらしい・・・いや、この表現はよくないな。ケダモノはけっしてこんな卑劣なことはしない)。 香田さんの行動には、たしかに疑問な点が多い。半年前の3人の場合とはかなり状況が違うだろう。 あのときは、たとえば高遠菜穂子さんのイラクとの関わりは、自衛隊が押しかけてくるよりも、ブッシュが戦争を仕掛けるよりも、前からのものだった。だから、小泉総理が「危険な場所には行くなってあれほど言ったでしょ」と責めるのは話が逆である。せっかく高遠さん達がイラクの人々のために働いていたのに、後から割り込んでそういう危険な状況を作ったほうが100パーセント悪い。 それに比べると、香田さんは動機もよくわからないし、この半年の間の情勢の悪化を思えばあまりに無謀だ。 しかしながら、だ。それだからといって「行ったほうが悪い」と言って済ましておいてよいものだろうか。悪いといえば、イラク国内を滅茶苦茶に破壊し(民間人の死者は10万人を超えたという調査結果もある)、外国人、ましてアメリカ支持の国の人間なら見つかりしだい拉致され殺されそうな状況を作ったほうが一番悪いのである。 たしかに「行ったほうも悪い」。しかし、もっと悪い奴、事態に責任のある張本人から目をそらすな。 #
by suiryutei
| 2004-10-31 10:44
| ニュース・評論
|
Comments(4)
一昨日、墓参りの帰りは多摩墓地の裏門から小金井駅行きのバスに乗った。途中、ふと思い立って途中下車する。野川が流れているのが窓から見えたからだ。野川に沿って歩いていけば国分寺駅の近くに出られるはずである。 国分寺に住んでいた酔流亭の少年時代、野川のことはドブ川に毛の生えたものだと思っていた。地元の人間はみなそうで、誰も見向きもしなかった。ただ、水源が湧き水なので水がきれいなことだけはただのドブ川とは違っていた。 今では川沿いは遊歩道が整えられ、自然食を売り物にする洒落たレストランも建っている。当時より人々はこういう形では自然を大事にするようになった。というか、全体状況は悪くなる一方なので、身近に残る自然の大切さに気づいたということだろうか。 秋の日が暮れるのは早いけれど、[義蕎]の開店時間にはまだ間がある。ゆっくりと歩いた。コスモスが咲いている。大岡昇平の小説『武蔵野夫人』は、戦後まもない時期のこのあたりを舞台に登場人物たちが葛藤する。 国分寺崖線とよばれる緩やかな坂を上って、日がとっぷり暮れた頃、私たちは国分寺の市街に入った。 #
by suiryutei
| 2004-10-30 10:00
| 身辺雑記・自然
|
Comments(2)
昨日おこなわれた秋の園遊会で、棋士の米長邦雄氏が天皇に「日本中の学校で国旗を掲げ、国歌を斉唱させることが私の仕事でございます」と話しかけたところ、天皇は「やはり、強制になるというものではないのが望ましい」と述べたそうである。 米長氏は東京都の教育委員として、「日の丸・君が代」の強制に批判的な教職員を処分する方針を推進してきた。彼としては、その日頃の“成果”を得意気に天皇に報告したところ、逆にたしなめられたというところだろう。 宮内庁筋は「強制しようとするものではない」という首相答弁に沿ったものだと説明したとのことだが、それはちがうと思う。小泉総理は、現場段階で強制が行われているのを百も承知のうえで、「強制はしてませんよ」ととぼけているのである。これに対して、天皇はその現状を憂えているのだ。 現天皇は即位したとき、「国民とともに憲法を大事にしていきたい」という意味のことを語っていた。この人はなかなかの民主主義者らしい。だから、ほんらいの天皇主義者というか王党派(この言葉を使うとフランス革命史みたいだが)にとっては、そういう現天皇は不満なのである。ひところの皇后や皇太子妃へのバッシングの背景にもこれがあるのだろう。 ろくでもないとりまきに囲まれている中での天皇のこの発言は立派である。酔流亭は天皇制は廃止したほうがよいと思っているが、現天皇は人間として嫌いではない。天皇が好きな映画だという『ローマの休日』のTV放映を視ている途中にこれを記す。 #
by suiryutei
| 2004-10-29 23:26
| ニュース・評論
|
Comments(3)
|
ファン申請 |
||