新人事制度 大阪での報告①~③
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■2003/08/21 (木) 09:41:18 とんかつ慕情 13日の五郎八を最後に、もう1週間も蕎麦屋に行っていない。今の時期は店も盆を絡めて夏休みをとるところが多いから仕方ないのだが。この1週間は天気もずっと雨か曇りで、夏はどっかに消えてしまったみたいだった。今日はやっと朝から青空がひろがっている。 さて普通ならそろそろ蕎麦が恋しくなるところである。ところが、この1週間というもの、とんかつのことが頭にチラチラして離れないのだ。五郎八で隣りにいた客が食べていたカツおろし蕎麦のカツがじつに旨そうだったからだ。あああ、またあそこに出かけて行ってあれを食いたいなぁ。 ・・・と、酔流亭が飲むこと食うことで頭が一杯になっているあいだに、世界は大変なことが起きている。イラクのバクダッドで国連の現地本部がテロを受け、デメロ国連代表を含む24名が殺された。 テロが国連を狙ったのは明らかに方向違いである。このかん、国連はアメリカの暴走を抑えようと努力してきたからだ。だが、無茶な戦争を仕掛けられた側にすれば、戦争を止められなかった以上、国連=国際社会もアメリカに引きずられ加担したと映るのだろう。出発点はありもしない「大量破壊兵器」を口実に米英が戦争を仕掛けたことにある。「テロと闘う」ことを名目に日本はこれ以上侵略戦争に加担してはならないと思う。 昨日、手賀沼公園で萩と桔梗を見た。いっぽう、雨続きなので紫陽花がすこしだがまだ咲き残っている。初夏と秋の花に挟まれて、今年は真夏のヒマワリは影がうすい。 #
by suiryutei
| 2003-08-21 14:45
| ニュース・評論
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■2003/08/20 (水) 17:58:26 街道をゆく 司馬遼太郎の紀行シリーズのことではない。 今日、車の12ヶ月点検で販売店に持って行った。検査に数時間を要するので、そのあいだ歩いて成田街道に出て「ちっち」というパスタ屋で昼食をとる。成田街道は現在の国道356号線。水戸街道の我孫子宿から分かれて利根川に沿って成田を経、河口の銚子に到る。利根水運が栄えたころには賑やかな街道だったろう。今も立派な構えの旧家やお寺があちこちに残っている。昼食をとった「ちっち」の向かいには「我孫子宿本陣跡」という碑が立っていた。 さらに我孫子駅近くまで行って左に曲がると、手賀沼に向かう下り坂が趣きのある石段になっている。天神の坂といって、大正のころ我孫子に暮らした文人たちがよく通ったというから、志賀直哉や武者小路実篤も歩いたのだろう。柳宗悦の家はこのあたりにあったそうな。 で、すっかり文学的気分に浸ったところで手賀沼公園内にある図書館に入った。まだ時間はたっぷりある。『世界』の今月号は特攻隊の若者たちについて色川大吉さんと大貫恵美子さんの対談・ゾルゲ事件について篠田正浩さんと立花隆さんの対談・本多勝一さんのインタビュー記事・寺島実郎、金子勝氏らの連載エッセーと内容豊富で本屋で買ってもよかったのだけれど、ここであらかた読んでしまった。 酔流亭には珍しく、なかなか文化的(?)な一日。なお車はとくに異常なし。7月に「くまげら」に行ったとき駐車場で後ろのバンパーをすこしこすってしまったのだけれど、その傷跡も塗装してくれた #
by suiryutei
| 2003-08-20 14:46
| 身辺雑記・自然
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■2003/08/19 (火) 18:30:18 夏のゆふぐれ 泊まり勤務明けで帰宅し、午後すこし昼寝して5時ころ目を覚ましたら西のほうから青空がひろがりかけている。14日からずっと雨と曇りで、今朝も雨が降ったから青い空を見るのは随分ひさしぶりだ。今頃の季節のなかなか暮れていかない夕方が酔流亭は好きである。 かんがえて飲みはじめたる一合の二合の酒の夏のゆふぐれ 若山牧水の短歌。酒飲みにとって牧水がありがたいのは、こういう酒についての秀歌をたくさん残してくれたことだ。この歌の中の夏という字を春秋冬に置き換えて酔流亭は一年中口の中でつぶやいている。しかし秋から冬にかけては日が落ちるのが早いから、この歌のゆったりした気分にそぐわない。やはり今の時季である。 もうすこし季節がすすむと、こんな歌がある。 秋かぜや大和の国の稲の穂の酒のあじわひ日にまさり来れ この不順な天候で凶作のおそれがあるようだから、今年の稲の穂はどうだろうか。ちょっと心配。 やはり酒で寿命を縮めて、牧水は数え年44才の若さで世を去るが、同じく酒好きだった俳人の尾崎放哉などは晩年は病気で体が酒を受けつけなくなって気の毒だったのに対して、牧水は臨終直前まで飲み続けていた。容態が急変したときなど酒を吸い飲みで含ませると落ち着いたりしたようである。最期を看取った医師・ドクトル稲玉の手記にこんな記述があるのは亡くなった日の朝のことだ。 「・・朝食トシテ日本酒100cc、卵黄1ヶ、玄米重湯約100ccヲ進ズ」。 昭和3年に亡くなった若山牧水の命日は9月17日。この日が近づいたら、牧水の臨終と酒について書くつもりでいる。たとえその死のことでさえ、牧水について文章を書くことは酔流亭にとって楽しみなのである。 #
by suiryutei
| 2003-08-19 14:47
| 酒・蕎麦・食関係
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■2003/08/18 (月) 11:49:01 金子勝とグラムシ 図書館から借りていた『日本はどこへ行くのか』(講談社「日本の歴史」25)と『市場』(金子勝・岩波書店)を読み終える。 『日本はどこへ行くのか』は「日本の歴史」シリーズの最終卷であり、最初に出された網野善彦の『日本とは何か』と対になるものである。7名の執筆者の共著になっているが、テッサ・モーリス・スズキが担当した「マイノリティと国民国家の未来」(第3章)が一番よく理解できた。ただ、全体としてはこの全25巻の集大成としてはちょっと弱いかなという気がしないでもない。最初の網野善彦の仕事が見事だっただけにそう思う。 金子は学生時代はグラムシばかり読んでいたと何かの雑誌に書いてあった。グラムシは20世紀前半に活躍したイタリアの理論家・革命家である。酔流亭は20代のころにグラムシの入門書を読んだだけだし、その内容だってもう忘れているから当てずっぽうで言うのだけれど、たしかにこの両者、似たところがあるかもしれない。 ロシア革命のような社会の頭部を強襲して権力を奪取するという方向ではなく、グラムシは下からの抵抗闘争で権力を包囲し孤立させる道を志向した。金子が下からのセーフティ・ネットの張替えを主張するのはこのグラムシ理論の読み替えという面もあるのではないか。 もちろん違いも大きい。なにより、グラムシが思考を深めていた時代はロシア革命の余韻さめやらず、すくなくともヨーロッパでは社会主義革命が現実の日程に上っていると考えられていた。いっぽう金子が論壇に躍り出たのはベルリンの壁が崩壊し社会主義の魅力まったく地に堕ちて以降のことである。グラムシがかなり異質ながらもマルクス主義者であり続けたのに対し、金子はマルクス主義を超える道を模索しつつ自らの思考を形成していこうとしているようである。 酔流亭にはまだ消化しきれないが、この意欲あふれる経済学者のこれからの研究に注目したい。 #
by suiryutei
| 2003-08-18 14:49
| 文学・書評
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■2003/08/17 (日) 20:43:25 雨、雨、雨・・・ 4日間も雨が降り続いている。ちょっと燗酒が欲しくなるような肌寒さだな・・と思いながらも「貴仙壽吉兆」純米吟醸の冷やしたものを飲んでいる。奈良の酒。やや甘口である。今朝の味噌汁に使った残りの豆腐を女房が温めて湯豆腐にしてくれた。真夏なのにこういう肴が旨い、そういう晩だ。農家の人たちは気が気でないだろう。凶作にならなければよいのだが・・・。 昨日、HPを更新した。「最近行った店・・」のコーナーに早稲田の五郎八を追加したのである。HPを開設したとき(それからまだ一月半もたっていないが)にはこのコーナーは無かったのだけれど、いまや我がHPでもっとも活気あるコーナーになった観がある。まだあまりメディアに露出してない店、開店したばかりの店も紹介したので、なかなか独自色を出せたのではないかと自負しているんですが。このペースでこれからも更新していきたい。 リンク集の花まきさんの日記のアクセスが急増している。某蕎麦サイトで誰かさんがカキコしてくれたせいかな? #
by suiryutei
| 2003-08-17 14:51
| 身辺雑記・自然
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