新人事制度 大阪での報告①~③
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■2004/06/14 (月) 09:26:30 珈琲・鰹・燕 昨日は日記に書いたように家でノンビリ休養したのだが、午後になって市内のコーヒー屋さんにコーヒー豆を買いに出た。このコーヒー屋さんは我々夫婦よりすこし年若なご夫婦がやっている。自家焙煎した豆の小売専門である。行くと店内にはコーヒーのよい香りがいつも漂っている。我が家でいつも美味いコーヒーが飲めるのは、この店のおかげだ(リンク集にこのお店のサイトを張ってあります)。 このお店は手賀沼公園の近くにあるのだが、昨日、手賀沼では「あやめまつり」が開かれていた。手賀沼の畔にある水生植物園のあやめが見頃になっている。今年は5月にわりとよく雨が降ったから、あやめの色づきはよいようだ。私たちは混むのを避けて先週のうちに写真を撮っておいた(一部を花まきさんの画像掲示板に紹介してあります)。 それからスーパーで鰹の刺身を買った。店内に「初鰹」と貼り紙があったけれど、入梅を過ぎての初鰹というのもヘンなものである。今年はどういうわけか4・5月にあまり鰹を見なかった。黒潮の流れに変化があったのだろうか。 「ツバメ、今年は少なくない?」と買い物帰りに車を運転しながら女房が言う。酔流亭もそんな気がする。我孫子は利根川と手賀沼とに挟まれているから渡り鳥の飛来は多く、ツバメも都内よりはずっと多く見かけるが、例年に比べると今年はあまり飛んでいない。自然界にも色々な変調があるのだろう。とはいえ季節はまっすぐ夏にむかっている。今日は朝から青空。 #
by suiryutei
| 2004-06-14 10:31
| 酒・蕎麦・食関係
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■2004/06/13 (日) 17:11:39 完全休養 今日は日曜だし、どこにも行かないで休養日にすることにした。今月に入ってから、やや疲れ気味なのである。 朝食のあと教育TVの『新日曜美術館』を視る。明治時代の女性画家・山下りんを取り上げていた。ギリシャ正教のイコン(聖画)を描き続けた人だという。日本全国にあるギリシャ正教の教会(ハリストス教会)の多くに彼女の描いたイコンが残されているそうだ。 笠間藩の士族の娘だった彼女を信仰に導いたのはロシアから布教に来たニコライ神父だったとのこと(駿河台に建つ有名なニコライ堂はこの人にちなむ)。民衆憲法として知られる五日市憲法の起草者・千葉卓三郎も若いころ、このニコライ神父の門を叩いたことがあったのを思い出した。明治初めの人々の旺盛な知的好奇心のことを思う。 そのあと朝刊を開くと、朝日新聞が日曜に載せるコラム『未来を生きる君へ』に色川大吉さんが書いている。「テロリストの悲しき心」という題である。すこし引用する。 ・・「21世紀はテロとの戦争の世紀だという。米英日ロのような大国の政治家が口をそろえていう。アフリカやアジアや南米の大多数の貧しい民衆から見たらどうだろう。テロの温床を自分でこしらえておきながら、じぶんの影に怯える尊大なやつら、自業自得と映るだろう」。 念のため言っておけば、この「自業自得」とは、9・11の直後に数千名の死者に向けて一部の自称左翼が言い放った意味とは違う。色川さんは世界を牛耳る大国の指導者について言っているのである。 ・・「そんな事態を招いたのは、ヒラの兵士や庶民ではなく、上にいる者たちが作り出した憎しみの関係だ。その不条理を解決する行為が政治ならば、その政治にダサイ、汚いからと注文もつけず、危険な方向に傾いていくこの国と世界を傍観していて良いだろうか」。 色川さんは最後をこう結んでいる。「この国にも自爆死の悲劇がおこる危険が迫っている。止められるのは君たちだけだ」。 #
by suiryutei
| 2004-06-13 10:32
| ニュース・評論
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■2004/06/12 (土) 09:55:17 新・貧乏物語 出生率が最低記録を更新して1.29に下がったという。 20代のフリーターの夫婦がいるとする。どちらも月15万円くらいの収入があれば2人合わせて約30万円。20代の夫婦としてはかなり余裕のある暮らしができるだろう。しかし、子供が生まれるとすればどうか。フリーターには有給の育児休暇なんか無いから妻は失職。当分は夫の収入15万円だけでやっていかなくてはならない。この夫婦が都内に住んでいるとすればアパートの家賃だけで収入の半分近くは消えてしまう。これで親子3人やっていけるか。出生率が下がるのは自然のなりゆきだ。 「失われた10年」とか言われ、日本経済に翳りが見え始めた頃から、「国際的にも突出した日本の高賃金」を是正しなければ国際競争に勝てないと強調されだし、その処方箋として正規雇用から非正規雇用への置き換えが急速に進んだ。高年齢層をリストラする一方、若者はフリーター状態にして使い捨て可能にする。その処方は見事に効果をあげて日本経済は高い成長率に回復した。しかし、その結果として「子供を生み育てることがむずかしい貧困」が大きな社会問題に浮上してきた。そして少子化は年金制度をいっそう崩壊させて親の世代の老後も直撃する。ついこのあいだまで「豊かな社会」を謳歌していたはずなのに。 #
by suiryutei
| 2004-06-12 10:38
| ニュース・評論
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■2004/06/10 (木) 10:10:42 かんがへて飲みはじめたる・・・ 6月に入って、日がいよいよ永くなってきた。暦の上では今日が入梅、夏至まであと10日あまりだ。午後7時ころになっても、まだ薄明るい。梅雨空ではその日の長さをいつも感じるというわけにはいかないけれど。 かんがへて飲みはじめたる一合の二合の酒の夏のゆふぐれ あまりにも有名な若山牧水のこの歌は今の季節にピッタリ。もっとも酔流亭は歌の中の夏という語を春秋冬に置き換えて一年中この歌を呟きながら酒を飲んでいるが、しかし暮れそうで暮れない今の時季でなければやはり本当の味わいは出ないだろう。 もう20年以上も前のこと。熊本の友人のところに遊びに行って、何日か彼の家に泊めてもらいながら毎晩、熊本の街を飲み歩いたことがあった。ちょうど今頃の季節だった。熊本では関東よりさらに小1時間ほどは日の沈むのが遅い。5時過ぎから飲み始めて、いちど河岸を変えて飲みなおしてもまだ日が暮れない。そこで、もう一軒ハシゴすることになる。南九州の夏というのは酒飲みには天国だなと思った。しかも熊本は天草があるから魚介は安くて美味しいし、焼酎も酒もいいのである。 そういえば牧水も南九州(宮崎)の出だったな。 #
by suiryutei
| 2004-06-10 10:39
| 身辺雑記・自然
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■2004/06/09 (水) 18:09:04 後味の悪い酒 月曜に湯河原の帰りに真鶴に寄ったとき、ちょっと揉め事があった。 [まるなか]で飲んだのは酔流亭を含めて総勢7人。その中の一人と酔流亭とで口論になったのだ。一昨年、彼が労働組合の全国大会代議員選挙に立候補したとき、彼が書いた選挙ビラの内容を酔流亭が批判したという因縁がある。 その日は彼は朝食のときから「酔流亭、お前はどうしてそう生意気なんだ」「わかったようなこと言いやがって」とジャブを飛ばしてきたが、そんな“挑発”に乗るほど酔流亭も純情でも幼くもないから、適当に聞き流すか冗談で切り返していた。しかし[まるなか]で、座もなかばになった頃、どういう話の流れでそうなったか、「お前の書いたものなんか読まずにすぐゴミ箱行きだ」と言うのを聞いたとき、これはそれまでみたいに聞き流しておいてはよくないなと思った。自分と違う意見は聞かない、見たくないものは見ないというのでは、まして労働運動をやっている人間がそれでは、ちょっとまずいのではないか。ここは、一発腹を立てて怒らなければいけないところである。 もっとも、彼は酔流亭の書いたものは読んでいるのである。捨てるにしても読んでからだろう。読んでいるからこそ生意気云々と言うのだ。問題は異論と向き合おうとしないこと、そしてそういう態度は恥ずかしいことだという自覚が彼に無いことである。批判をされれば誰だって面白くはない。だが、ならば何故その批判に反論しなかったのか。じつは、自分の発言に批判が出されるということは、それへの再反論を通じて自分の考えを他者により詳しく伝えるための絶好のチャンスでもあるのだ。何故その絶好の機会を利用することもせずに、陰にまわって後々までグズグズ言うようないじけた態度に終始するのだろうか。 [まるなか]の地魚料理は美味しかったが、酒は後味の悪いものとなった #
by suiryutei
| 2004-06-09 10:40
| 身辺雑記・自然
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