|
新人事制度 大阪での報告①~③
記事ランキング
最新の記事
タグ
労働(124)
最新のコメント
カテゴリ
最新のトラックバック
以前の記事
2026年 02月 2026年 01月 2025年 12月 2025年 11月 2025年 10月 2025年 09月 2025年 08月 2025年 07月 2025年 06月 2025年 05月 more... ブログジャンル
画像一覧
検索
|
■2004/04/19 (月) 09:02:42 ツバメと菜の花と・・ 昨日の日曜日の朝、久しぶりにNHK教育『日曜美術館』を視ると画家・国吉康雄の特集だった。ゲスト解説者によればアメリカ美術界における国吉の位置は「野茂とイチローと両松井を合わせて、しかも毎年最多勝と首位打者を続けていたようなもの」とのこと。まことにわかりやすい説明だ。20世紀なかばにアメリカで活躍した彼は、しかしつねに順風満帆だったわけではない。戦時中は敵国民として強制収容所に入れられたし、リベラルだった故に戦後はマッカーシズムの標的とされた。時代の先端を行く芸風は故国・日本で理解されたとは言えない。彼の描く女性の表情など、酔流亭は好きだが。 お昼は柏に出て、[小笹]でとんかつを食べた。安くて美味しい。給仕をする男性は片手が不自由のようだが、キビキビとじつによく働く。車で手賀沼の畔を走ると、早いところはもう田に水を引き始めている。今年初めてツバメが飛ぶのを見た。そしてどこも菜の花の黄が鮮やかである。桜が散り、新緑の前の晩春の田園光景がひろがっている。 日曜の夜の楽しみはドラマ『新撰組!』。史実と違うとか時代考証がおかしいとか言われるが、ドラマとしての密度は濃いと思う。白井晃演じる清河八郎のキャラクターなんか面白い。清河はもうじき暗殺されるはずだけれど、いかに三谷幸喜といえども、この史実は変えられないだろうことが残念である。 夜のニュースにイラクで人質だった人たちが帰国した映像が写った。3人ともうつむいて笑顔ひとつ無い。帰国したら家族と抱き合って喜ぶのが当たり前だろうに、迎える家族もうつむき、表情が硬い。 これは異様ではないか。何が彼らから笑顔を奪ったのか。生死も定かでないときから「帰ってきたらまず謝れ」と言い続けてきた人たちはこれを見て満足なのだろうか。「ザマヲミロ。お灸をすえてやったぞ」と喝采しているのだろうか。 ほんとうに「寝食を忘れて」彼らのために奔走したのは同じボランティアの仲間だろう。しかし、この人たちは「迷惑を受けた」とは決して言わない。騒いでいるのは、実際にはたいして心配もしていなかった連中だ。 根っからのリベラリストで日本社会の閉鎖性を嫌って渡米した国吉康雄は、戦後、帰国する話が出たとき、「あんなところ3ヶ月も居たら息苦しくなって暮らせなくなるよ」と奥様に向かって苦笑したという。その頃と今日の日本と、どれだけ変わったろうか #
by suiryutei
| 2004-04-19 17:34
| ニュース・評論
|
Comments(0)
■2004/04/18 (日) 18:31:24 イラク人質事件で誰が“迷惑”を蒙ったか? 「さんざん迷惑をかけて」「国民に謝れ」という人たちに言いたいのだが・・・。 では、いったい具体的にどんな迷惑を貴方たちは受けたのかね。 酔流亭も人並みに気を揉み、心配したが、とくに何の被害も感じてはいない。北海道の東京事務所に家族たちが滞在した費用? どれほどのものかね。これを「迷惑した」(道事務所の人たちが言っているのではなく与党の政治家が騒いでいるだけだが)と本気で思っているとすれば、そのセコさと非人情はまさに世界の恥さらしだろう。 外務省の職員などは小泉さんが言うとおり「寝食を忘れて」働いたろう。ご苦労様です。しかし、戦争を支持し自衛隊を派兵した時点でこういう事態が起こりうることは想定していたはず。いまさら恩着せがましすぎませんか。 疲れきった家族たちが何度も頭を下げているのに、それでもまだ謝り足りないと執拗に責めるほどの迷惑を誰がうけたのか? 迷惑など誰も受けていないのだ。しかし、事件が起こした影響について言うならば、これははおおいにあった。小泉総理がちょうど来日していた米国チェイニー副大統領にファルージャでの戦火を鎮めるよう働きかけたのはたしかだろう。とすれば、ここ数日、まがりなりに停戦が守られ殺戮行為にブレーキがかかったのは、あきらかに人質事件が影響を与えている。 とすれば、小泉総理は迷惑どころか、おおいに恩恵を受けたのだ。アメリカに追従して無差別攻撃に対する批判ひとつしなかったという汚名からまぬがれたのであるから。小泉さんだけではない。日本国民すべてが救われた。花まきさんが今日の日記に書いているように、戦争支持者だけではないことを世界に知らせたのだから。「事件は、外国まで人助けに行こうという世代が日本に育っていることを世界に示した」(仏ルモンド紙)。 そして何よりも、ファルージャで少なからぬ人命が救われたろう。 「迷惑をかけやがって」と罵る人たちよ。 貴方たちは戦火の拡大を、殺戮の激化を望んでいるのか。逆の結果になったのが「迷惑した」と感じるほど腹立たしいのか。 #
by suiryutei
| 2004-04-18 17:34
| ニュース・評論
|
Comments(0)
■2004/04/17 (土) 14:26:24 総理の異様な談話 イラクの3人およびその家族の態度を非難する声が出ているようだが、酔流亭に言わせれば小泉総理や福田官房長官の談話のほうがよっぽどおかしい。 まず異様なのは、この一週間というもの生死の境にいた自国民に対する労りの言葉が政府サイドからはまったく聞かれないことだ。逆に、高遠菜穂子さんのことだろうが、「イラクに残りたいという人もいるようだが」という記者からの質問に対して、総理は「そういうことを言うんですかねぇ」、官房長官は「頭を冷やして」と。 高遠さんは「イラクには自分を必要としているストリート・チルドレンがいるから」と、迷った末に危険を覚悟で彼の地に行った女性である。解放されたときも解放に尽力したイラクの聖職者に「これからもイラクの子供たちのために頑張って」と励まされている。活動を続けたいと思うのは人間として自然の情ではないか。その志はむしろ称えられて然るべきだろう。 公明党の某は「救出にかかった費用に損害賠償を請求したい」と語っていたが、我が身をかえりみず人のため尽くすことを日蓮は尊いとは教えなかったか。 さすがにアメリカのパウエル国務長官は「危険を冒さねば前には進めない」「(彼らを)日本の人々は誇りに思うべきだ」と語っている。アメリカを引き合いにして日本はダメだという論法は好まないし、パウエルはこの戦争に責任のある人だが、人間としての度量はやはり大きいと思う。こういう言い方も好まないが、先の戦争(第二次大戦のことです)で日本は負けたはずである。 ところで、「危険なのに退避勧告を無視した自己責任」を強調すればするほど小泉総理は語るに落ちていくことになる。なぜか。イラクの危険は戦争状態によってもたらされたものだからだ。「戦闘地域ではないからイラク特措法にも憲法にも違反しない」として自衛隊派兵を決めたのはどこの誰であったか。それほど危険ならイラク全土が戦争状態なのであり、そこに自衛隊を派遣したのは「戦後復興の支援」ではなく戦争への参加だ。自分で決めた法律にも違反している。そして真実の意味で復興の支援となるのは高遠さんたちのような活動ではないか。 にもかかわらず、これから帰国する3人へのバッシングは強まるだろう。それをはね返していくうねりを作っていくよう、全ての心ある人々とともに酔流亭も努力していきたいと思う。 #
by suiryutei
| 2004-04-17 17:36
| ニュース・評論
|
Comments(0)
■2004/04/16 (金) 10:08:49 まずは、よかった さっき深夜勤から帰ってきて・・・と書き出すと、なんと泊まり勤務の多い男だろうと思われるかもしれないが、そう、今週は夜働いて昼間寝るという勤務の繰り返しなのである(でも、泥棒稼業をしているわけではありませんよ)。これで、よく人様のHPまで出かけていって掲示板に書き込みするヒマがあったなあと自分でも感心する(その書き込みの顛末については12日の日記に紹介したHPアドレスの掲示板を参照されたし)。 そんなことはともかく、イラクの3人が解放された。まずはめでたい。で、朝から和歌山の銘酒「黒牛」で祝杯を挙げたところだ。その酔った頭で思いつくことを急いで書き留めておく。 今朝の『日経』社説は米国の名を挙げて協力に感謝している。たしかにアメリカは大事な同盟国・日本のために彼らなりに出来ることはしたのだろう。しかし、ファルージャでモスクや宗教指導者まで標的にしてアメリカ軍が攻撃を激化させ多数の民間人を殺戮したのと人質事件が急増したのとは時期が一致する。アメリカの行動はあの3人の生命をかなり危ないところまで追い込んでいたのではないか。実際、人質解放に大きな役割を果たしたイラクの宗教者委員会はアメリカを厳しく批判している。 では、何が3人を生還させたか。 ひとつは高遠菜穂子さんの存在は大きかったと思う。川口外相が犯人グループへのメッセージで空疎に語ったような一般的意味での「イラクの友人」ということでなく、戦火に傷ついたイラクの子供たちのために真摯に働いてきた。 もうひとつは中東では日本は今まであまり手を汚してこなかったことだ。同じ時期に起きたイタリア人人質事件は1人が殺害されているが、ヨーロッパ列強が帝国主義の時代にアフリカや中近東でさんざん悪さをしてきたのに対して地理的に離れた日本はそれがない(そのかわり近隣アジアで酷いことをしたが)。 同じ“有志連合”であり指導者が親米タカ派であるのにイタリアと日本の人質事件にこれだけ差があったのには上記ふたつのことがあったとしなければなるまい。 ところが、「テロに屈するな」「大量破壊兵器はあるとまだ思っている」という小泉総理のひとつおぼえは、折角の日本の「地政学的幸運」を急速に食いつぶしているようだ。今度たとえば自衛隊が狙われたとしたら、今回のような同情はイラク国内からは起きないだろう。 ここまで書いて字数(1000字)いっぱい。 #
by suiryutei
| 2004-04-16 17:37
| ニュース・評論
|
Comments(0)
■2004/04/15 (木) 11:24:21 神田[ミロンガ]にて 昨日は深夜勤が終わってから神田の喫茶[ミロンガ]に行った。ガーリック・トーストを齧りながらレーベンブロイ・ビールを2本飲む。店内にはピアソラの曲が流れている。 置いてある新聞を開くと「テロに屈するな」という見出しが躍っている。イラク開戦も自衛隊派兵も支持した新聞だから、その紙面としては、まあ当然だろう。イラクで外国人が人質にされる事件が相次いでいるという記事によれば、犯人側はファルージャでのアメリカ軍の攻撃停止を要求しているという。 そこで考えた。ファルージャでアメリカ軍が攻撃をやめれば、これはテロリストの脅迫に屈したということになるのだろうか。形の上ではそうだろう。「脅迫に屈しない」ためにはアメリカ軍は民間人への殺戮をますます激化させていかなければならない(そうなる危険はおおいにある)。 「脅迫に屈するな」と突っ張っていけば、事態はますます泥沼にはまり込むのだ。そしてアメリカの前テロ担当特別顧問リチャード・クラーク氏によれば、これこそが「テロリストの思うつぼ」なのである。 「・・侵攻は、アルカイダが次代のテロリストたちを募集するのを手伝ってやっているようなものだ」。 「これほどアルカイダに都合のよい戦争はなかった。イラクを侵略せよ・・・あたかもオサマ・ビンラディンが山奥からジョージ・ブッシュを遠隔操作でマイインドコントロールしてしまったかのようだ」。 脅迫があろうと無かろうと、アメリカは殺戮行為をやめなければならない。日本はアメリカ支持をやめ、自衛隊を引かなければいけない。事態は一刻を争うのだ。 [ミロンガ]を出てから、古本屋で中野重治『斉藤茂吉ノート』をみつけた。300円。この二人は「大顔合わせ」というにふさわしかろう。今にも降り出してきそうな空の下を[まつや]まで歩いて、酒を1本だけ飲み、もり蕎麦をを食べて帰った。 #
by suiryutei
| 2004-04-15 17:37
| ニュース・評論
|
Comments(0)
|
ファン申請 |
||