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新人事制度 大阪での報告①~③
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■2003/12/25 (木) 22:54:03 正月の酒 昨日は正月に飲む酒を買出しに行った。 酒屋に入るなり酔流亭は日本酒の、女房はワインのコーナーに走り、仲良く3本ずつ買った。 酔流亭が選んだうちの1本は岡山の地酒「御前酒」の純米である。戦災に遭って疎開してきた永井荷風が褒めたという酒だ。このHPの名称『酔流亭日乗』は荷風の『断腸亭日乗』にあやかったものなので、荷風先生への挨拶のつもり。 『断腸亭日乗』は荷風の死まで40年以上続いたが、さてこの『酔流亭』はどこまでいきますやら。新年を迎えて、やっと半年になる。 #
by suiryutei
| 2003-12-25 11:48
| 酒・蕎麦・食関係
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■2003/12/23 (火) 18:45:26 マルスの歌 昨日の『朝日歌壇』で馬場あき子さんが選んだ10首の中にこんな短歌があった。投歌されたのは山形県の男性である。 ひと夏の蕎麦畑守る老を見て宇宙の奥に火星はさかる 6万年ぶりという火星の地球接近が今年は話題になった。9月に茨城県の金砂郷に蕎麦を食べに行ったことを想い出す。帰り、利根川に架かる橋を車で渡るとき日がとっぷりと暮れて東の空に満月に近い月が浮かんだ。十三夜だった。月の近くにちかちか瞬く星があった。これが火星で、その頃が地球に一番接近していた時期だった。 火星(マルス)は西洋では軍神。いくさを司る神ということになっている。この軍神がちらちらした一年でもあった。日本が中国大陸での軍事行動を拡大させつつあった1938年、石川淳は小説『マルスの歌』を書いて軍事にのめり込んでいく社会の風潮を鋭く批判した。加藤周一『日本文学史序説』によれば「これは日本の小説家が日中戦争について書いたもっとも鋭く、もっとも正確な文章であったろう」。 「征服者が押し付ける『平和的な』笑顔、被征服者の立場と心理に対する征服者の側の無知、その無知が相手の表情のNO! を読めぬところまで徹底している社会とその指導者・・・」。30年以上前に『マルスの歌』について書かれた加藤のこの文章は今のイラクを巡るアメリカや日本にそのまま当てはまるのではないか。 今年はまた映画監督・小津安二郎の生誕100年でもあった。小津と石川淳とはほぼ同世代である。小津の後輩の映画監督・吉田喜重によれば、小津は自分の映画の中に軍服姿はけっして登場させなかったという。 これを反戦とか抵抗と言えばすこし違うだろう。小津にそういう言葉は似つかわしくない。しかし、こういう形での「拒否」もあるのだな。 #
by suiryutei
| 2003-12-23 11:50
| ニュース・評論
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■2003/12/22 (月) 09:52:37 一陽来復 今日は冬至。二階の窓から近所の小さな畑が見えるのだけれど、今朝は霜で真っ白だった。寒さはこれからが本番だが、日はすこしずつ長くなる。一陽来復である。 一昨日の土曜日、高校時代からの友人と小さな忘年会をやった。早稲田の[五郎八]にて。集まったのは4人。ここ数年、この顔ぶれで定着している。もう一人、親しい友がいるのだけれど、彼はいま仕事でずっと台湾に居る。 大食漢ばかりだから、とんかつにてんぷらの盛り合わせと、重量感ある酒肴をたのむ。てんぷらは鴨や牡蠣も揚げる。鴨天というのは初めて食した。他にさつま揚げ(これが絶品)、生湯葉、チーズを湯葉で巻いて揚げたもの、お新香など。どれも美味しくて食べでがある。最後は酔流亭はうどんのせいろにしておいたが、友人がたのんだ鴨せいろもすこし分けてもらった。旨い鴨だった。 忘年会の前、すこし早めに家を出て高田馬場から早稲田にかけての古書店街を歩いた。服部之総『近代日本外交史』を買う。1947年発行のもので、前の持ち主だろう、裏表紙に万年筆で慶大法学部○○と署名がある。一年の最後にふさわしい掘り出し物をした。そういえば女房にもらったお年玉で『H・ノーマン全集』と共に『服部之総著作集』を購入したのは去年の正月、やはり早稲田の古書店街でだった。 #
by suiryutei
| 2003-12-22 11:50
| 酒・蕎麦・食関係
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■2003/12/20 (土) 09:53:47 『北の国から』考 昨夜、TV『北の国から』の再放送を視ながら女房が「でも、暗い話だよね」と呟いた。 たしかにそうだ。話を遡れば正吉の母親も純の初恋相手の「りえちゃん」の一家も借金で首がまわらなくなって夜逃げして富良野から消えていったのだし、昨日今日放送の最終回では純と正吉まで莫大な借金を背負って富良野に居られなくなっている。石炭は切り捨てられたし農業も漁業もダメ観光客は国内より海外へ行ってしまうわ(このドラマのおかげで富良野だけは観光客が増えているようだが)と地盤沈下が続く北海道で、そこに暮らす人々の生活を描けばどうしてもそうなってしまうだろう。芸達者なレギュラーたちのコミカルな演技と息を呑む北海道の自然の映像の美しさで、視ているあいだは辛気臭さを感じさせないのは脚本家と演出者の腕の冴えだ。 もっとも、だからこそこのドラマは私たちの共感をつかんだともいえる。バブルの頃にはあの一家の姿をみて自分たちはこんなに浮かれていていいのかと反省させられたし、今の時代ではこれは日本社会の一面を鮮やかに映し出している。急死した「草太にいちゃん」の描かれ方など、まったく見事だと思う。 このドラマが初め半年間毎週放送されていたとき、酔流亭は同じ時間帯の『想い出作り』のほうを視ていた。こちらは山田太一の脚本でこれも秀作だった。翌年の再放送で初めて全編を視ることができた。あれから20数年、そのあいだに自分自身にも色々なことがあったなと思いながら再放送を視ている。 #
by suiryutei
| 2003-12-20 11:51
| 映画・TV
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■2003/12/19 (金) 14:41:39 神田まつやの柚子きり 泊まり勤務明けで神田の床屋にかかってから、近くの[まつや]に寄った。うれしいことに今日から冬至蕎麦として柚子きりを出している。 毎年、冬至の前後数日だけやっている。多分20日あたりからだろうと思い、今年はあきらめていたのだが・・・。 [まつや]の柚子きりの特徴は柚子を惜しげもなくたっぷり打ち込んであることだ。蕎麦好きの中には、これでは柚子の香りが強すぎると思う人もいるかもしれない。しかし酔流亭にはこれがありがたい。もう20年近く前のことだろうか。初めてこれを口にしたとき、花番さんに「美味しいですねぇ。一年中出してくれればいいのに」と話したことがある。若かったとはいえ野暮を言ったものだ。柚子きりを手繰りながら「ああ、今年もいよいよおしつまってきたなあ・・」と感じる、その季節感が貴重なのである。 泊まり勤務明けの昼酒は1本と決めているのに、気分が良くて2本飲んでしまった。おかげで帰りの電車の中で寝てしまい、下車駅を乗り過ごした。 明日は高校時代の友人たちと○○○で忘年会。先週の“空白の1週間”を取り返すべく、蕎麦屋酒に拍車をかけるぞ。 #
by suiryutei
| 2003-12-19 11:52
| 酒・蕎麦・食関係
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