|
新人事制度 大阪での報告①~③
記事ランキング
最新の記事
タグ
労働(124)
最新のコメント
カテゴリ
最新のトラックバック
以前の記事
2025年 11月 2025年 10月 2025年 09月 2025年 08月 2025年 07月 2025年 06月 2025年 05月 2025年 04月 2025年 03月 2025年 02月 more... ブログジャンル
画像一覧
検索
|
夜が明けるのがずいぶん遅くなってきた。 今朝6時、ようやく明るくなってきた戸外に出て朝刊を手にする。一面を見て、ギクリとした。昨日の衆院予算委員会で高市首相からこの答弁を引き出した岡田克也議員(立民党、元外相)も「やや驚いた表情を見せ」(朝刊2面)たそうだが。 「存立危機」と書くだけでは何が起きるのかピンとこない。2015年成立の「安保法制」によって集団的自衛権に踏み込んだ日本は、「同盟国」が戦争を始めれば自国が攻められてはいなくともその戦争に参加できることになってしまった。たとえば台湾をめぐって米中が軍事衝突したら日本はアメリカに加担して馳せ参じるのである。 もちろん集団的自衛権に踏み込んだと言っても、「安保法制」を厳密に解釈させることによってタガをはめることはできよう。しかし、このあいだトランプが来日したときの高市氏のあのはしゃぎようが瞼をよぎる。何事かあれば、ここが忠義の見せどころとばかり軍事介入に踏み込むのではないか。 アメリカはつい最近もベネズエラの船舶に軍事攻撃(空爆)を仕掛けたばかり。そういう危なっかしい国である。もともと戦争ばかりやってきた国であるうえに、現在の舵取りはあのトランプだ。日本は、ほんとうに戦争の瀬戸際に来ているのではないか。これを言うのはオオカミ少年ではないぞ。 なお、今日の朝日新聞朝刊13面下段に載った高橋純子記者のコラムは、前述した高市氏のハジャギようを批判して、タイムリーであった。 ※関連して
#
by suiryutei
| 2025-11-08 08:54
| ニュース・評論
|
Comments(0)
我が家の庭に咲き出した石蕗の花の写真を昨日の更新記事にUPした。 このブログは更新するとすぐフェイスブックに貼り付けるので、FBを通じて読んでくださる方もいる(今や、そうして来てくれる人のほうが多いかな)。添田直人さん(「綴り方運動」の研究者)がFBを通じて昨日の記事にコメントを寄せてくださった。狭山事件の石川一雄さんが作った短歌に、石蕗を詠んだものがあるというのだ。 獄窓は皆閉ざされて音もなく降る雨の中に石蕗の花 添田さんによれば、1960年代末、東京高裁の控訴審のころの作ではないかということだ。無実を訴えだしたが、まだ支援者が少なかったころ。 今年も一昨日は夜が更けてから雨が降った。石川さんがこの歌を詠んだ日も、今と同じ季節で一昨日のような天気だったのだろう。 石川さんは今年3月、誤嚥性肺炎により86歳で逝去された。 添田さん、教えてくださって、ありがとうございます。 なお、「綴り方運動」について添田直人さんからの聴き取り(構成は三上広昭さん)が雑誌『労働者文学』第94号に掲載されています(80~88ページ)。労働者の文化運動を考える上でも貴重な論考です。 一昨日は前述したように天気がすぐれず、せっかくの満月を見ることができなかったけれど、昨晩は雲が切れて満月一日後のほぼ真ん丸な月がよく見えた。 #
by suiryutei
| 2025-11-07 08:55
| 文学・書評
|
Comments(2)
昨晩は満月であったが、午後から雲が厚くなっていったから、月を見ることはできなかった。今朝、窓を開けると路面が濡れている。寝ている間に雨が降ったのだ。今はもう上がっている。 庭の隅で石蕗(ツワブキ)が咲き出した。 秋の深まりを感じますね。 3日に開催された〔『抵抗川柳句集』出版記念シンポジウム〕についての報告記事を『思想運動』編集部に依頼されていたので、昨日はその下書きを書いてみた。1500字ほど。 ついでに『伝送便』のほうの記事下書きも書く。同じ題材で、こちらは1000字ほど。 どちらもまだ下書きだが、目途はついたので少し気が楽になった。 上の写真はシンポジウム当日に参加者に配られた資料の表紙。中には『伝送便』9月号に掲載した句集紹介記事のプリントも綴じてある。 4日の更新記事にも貼ったユーチューブをもう一度貼っておきます。3時間のシンポジウムの模様がすべて映っています。 #
by suiryutei
| 2025-11-06 08:40
| 身辺雑記・自然
|
Comments(4)
『伝送便』誌11月号への寄稿を転写します。10月15日に清水早子さん(宮古島在住、琉球弧の軍事基地化に反対するネットワーク)から聴いたことに基づいて書きました。 琉球弧を戦場にするな! ~清水早子さんの話を聴く : 酔流亭日乗 ![]() 沖縄県議会で奇妙な事態が起きている。「自衛隊に対する差別的風潮を改める」よう促す決議が一〇月八日に採択されたというのだ。これは、自衛隊増強・ミサイル配備が急速に進んでいることへの人々の不安・抗議を「自衛隊への差別だ」と捻じ曲げての異論封じではないのか。 決議採択に動いたのは自民党と公明党だ。辺野古基地建設や沖縄の軍事化に反対して中央政府と対峙する玉城デニー知事を支える議員より、自公勢力のほうが沖縄県会では議席が多い。中央では自公の連立解消が決まったのは一〇月一〇日で、沖縄県会でこの決議が通ったのは、その二日前だった。 報道を追っていくと、伏線は九月一九日に防衛省で行なわれた中谷元・防衛大臣の定例記者会見だ。軍備増強に対して沖縄各地で行なわれている市民たちの抗議行動のいくつかを例に挙げ、大臣は「過度な抗議行動、また妨害行為が続いていることに対しまして、私から一言申し上げます」と切り出した。 だが、その例のひとつ、八月六日に起きた宮古島での件はどういうものだったか。自衛隊の新人隊員たち一五人ほどが夜通しの行軍訓練を終えたところに、たまたま市民団体の女性二人が出くわした。夜明け頃、海を望む公営の駐車場においてである。女性の一人がハンドマイクで隊員たちに穏やかに語りかけた。 「きれいな朝日ですね。でも迷彩服と一緒に観るのは残念です。・・」 それに自衛隊指揮官がぶち切れた。 「こっちは許可をとっている。許可をとっているのか、許可をとってこい!」 その一部始終は、もう一人の女性が音声ともども録画してあるからネットで視ることができる。「過度」に逆上して、嘘までついて(ガラガラの公営駐車場で自衛隊員に話しかけるのに誰の許可も必要ない)恫喝したのはどちらかは誰の目にも明らかだ。 こんな事態が沖縄本島の先に位置する島で進んでいるのはなぜか。 一〇年前の「安保法制」成立によって集団的自衛権に踏み込んだ日本は、同盟国アメリカが例えば台湾をめぐって中国と軍事衝突を起こしたら、自動的に加勢して参戦する仕組みになってしまった。しかし、ウクライナでもそうなように、アメリカは自分では全面的に戦いたくはない。だから対中戦争の主役は日本にやらせたい。アメリカは武器だけ売って儲けたいのである。本誌前号で宮古島出身の鈴木登美子さんが書かれたように、そんな事態にはまるのを拒否しよう。自衛隊はミサイル配備・軍備増強をやめろ。 詳しい情報はこちらから。 〔琉球弧の軍事基地化に反対するネットワーク〕http://ryukyuheiwa.blog.fc2.com/ ![]() #
by suiryutei
| 2025-11-05 08:16
| ニュース・評論
|
Comments(0)
昨日、木枯らし一号が吹いた東京は快晴であった。『抵抗川柳句集』出版を記念してのシンポジウム(主催・レイバーネット日本川柳班)に参加した。 会場の〔たんぽぽ舎〕(千代田区神田三崎町)は40人近い参加者で満席に。 正面の右から文芸評論家の楜沢健氏、川柳作家(ノエマ・ノエシス主宰)の高鶴礼子氏、レイバーネット日本川柳班の乱鬼龍氏。 ホワイトボードには『抵抗川柳句集』出版以降に詠まれた作がいくつか貼られていた。直近の世相が浮かび出る。 開会前、司会役の乱鬼龍氏が時間割を説明しつつ(シンポジウムの後の)「懇親会は渾身の力で・・」と駄洒落てみせ、先行きが危ぶまれたけれども、シンポジウムの前半、3氏による鼎談は川柳とは何かを論じて、中身の濃いもの。 門外漢の酔流亭にはその内容を報告する力はないが、シンポジウムの模様はユーチューブでネット公開されている。 後半は参加者の全員が何かしら発言した。『抵抗川柳句集』には『伝送便』の先輩である齋藤明男さん(柳号すなふきん、一昨年7月逝去)の追悼ページが設けられているので、酔流亭にマイクが回ってきたときは、そのことに感謝の意を表明した。 川柳のシンポジウムに参加するなんて、生まれて初めての体験。面白かった。
#
by suiryutei
| 2025-11-04 08:57
| 文学・書評
|
Comments(0)
|
ファン申請 |
||